Excelの標準機能にはWordのようなマーカー機能はありません。
しかし、マニュアル作成等のために、スクリーンショット画像の特定部分をマーカーで目立つようにしたい、ということがあります。
Excel以外のペイントツールでスクリーンショット画像の目立たせたい部分にマーカーをつける方法もありますが、その場合には画像貼り付け後にExcel上でマーカーを削除したり位置を変更したりする編集が難しくなります。
そこで、代替手段として、透明度を上げた四角い図形を挿入して、スクリーンショット画像の上に重ねる方法があります。
ただ、図形の透明度を設定したりするのは面倒なので、VBAでマーカー代替物となる半透明の四角図形をアクティブセルの位置に挿入すると便利です。
ExcelVBA
Sub sbマーカー代替図形挿入_青マーカー()
Call sbマーカー代替図形挿入(RGB(0, 176, 240)) '青マーカー
End Sub
Sub sbマーカー代替図形挿入_緑マーカー()
Call sbマーカー代替図形挿入(RGB(0, 240, 176)) '緑マーカー
End Sub
Sub sbマーカー代替図形挿入_赤マーカー()
Call sbマーカー代替図形挿入(RGB(240, 0, 0)) '赤マーカー
End Sub
Sub sbマーカー代替図形挿入(a_markerColor As Long)
Dim shp As Shape
Dim markerColor As Long
Dim transparencyLevel As Single
Dim lineWeight As Single
' 定数設定
transparencyLevel = 0.6 ' 透明度
With ActiveCell
' 図形(長方形)を作成
Set shp = ActiveSheet.Shapes.AddShape( _
Type:=msoShapeRectangle, _
left:=.left, Top:=.Top, Width:=200, Height:=20)
End With
With shp
' 塗りつぶしの設定
With .Fill
.Visible = msoTrue
.ForeColor.RGB = a_markerColor ' 塗りつぶし色
.Transparency = transparencyLevel ' 透明度
End With
' 枠線の設定
.line.Visible = msoFalse '枠線なし
End With
End Sub
作成した好みの色は、個人マクロブック等に保存した上で、リボンにマクロを登録し、どのブックでも呼び出せるようにします。
色を変更したい場合には、RGB値を変更して好みの色に変更してください。