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EC-CUBE セキュリティチェックリスト

Last updated at Posted at 2020-01-22
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内容は随時アップデートしています。ぜひストックしてください。


この資料は、公式に発表されたセキュリティチェックリストの補足です。


※マークは最優先でチェックすること


2系


※ data 以下のファイル、フォルダが公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/data など)に data フォルダが公開されていないかご確認ください。

もしくは、 EC-CUBEの URL と同階層(例: https://example.com/path/to/ec-cube の場合 https://example.com/path/to/data) に data フォルダが公開されていないかご確認ください。

data/Smarty/templates/default/site_frame.tpl などにアクセスし、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。


data 以下のファイルの中身が表示されてしまった場合

data フォルダに .htaccess というファイル名で、以下の内容を保存してください。

order allow,deny
deny from all

保存した後、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。
それでも表示されてしまう場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


install 以下のファイル、フォルダが存在するか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/install など)に install フォルダが存在するかご確認ください。


install フォルダが存在する場合

通常の運用では使用しないプログラムが含まれています。
install フォルダを削除してください。


test 以下のファイル、フォルダが存在するか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/test など)に test フォルダが存在するかご確認ください。


test フォルダが存在する場合

通常の運用では使用しないプログラムが含まれています。
test フォルダを削除してください。


tests 以下のファイル、フォルダが公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/tests など)に tests フォルダが存在するかご確認ください。


tests フォルダが存在する場合

通常の運用では使用しないプログラムが含まれています。
tests フォルダを削除してください。


管理画面の URL を変更した際に、標準の admin フォルダが残存していないか

管理画面の URL を標準の admin から変更した場合、 admin フォルダが残っていないことをご確認ください。


admin フォルダが残っている場合

使用しなくなったプログラムが含まれています。 admin を削除してください。


composer.jsonなど、開発用のファイルが存在するか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/composer.json など)に以下のファイルが存在するかご確認ください。

  • build.xml
  • phpunit.xml.dist
  • Gruntfile.js
  • composer.json
  • composer.lock
  • package.json
  • package-lock.json

開発用のファイルが存在する場合

通常の運用では使用しないプログラムが含まれています。
開発用のファイルを削除してください。


3系


※ app が公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/app など)に app フォルダが公開されていないかご確認ください。

app/console などにアクセスし、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。


※ app 以下のファイルが公開されている場合

app フォルダに .htaccess というファイル名で、以下の内容を保存してください。

order allow,deny
deny from all

保存した後、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください
それでも表示されてしまう場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


※ vendor が公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/vendor など)に vendor フォルダが公開されていないかご確認ください。

vendor/symfony/config/README.md などにアクセスし、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。

※ vendor 以下のファイルが公開されている場合

vendor フォルダに .htaccess というファイル名で、以下の内容を保存してください。

order allow,deny
deny from all

保存した後、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください
それでも表示されてしまう場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


install.php が存在するか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/install.php など)に install.php が存在するかご確認ください。


install.php が存在する場合

通常の運用では使用しないプログラムが含まれています。
install.php を削除してください。


composer.jsonなど、開発用のファイルが存在するか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/eccube_install.php など)に以下のファイルが存在するかご確認ください。

  • eccube_install.php
  • eccube_install.sh
  • composer.json
  • composer.lock
  • phpunit.xml.dist
  • web.config.sample

開発用のファイルが存在する場合

EC-CUBE をインストールしたフォルダの .htaccess ファイルに以下の内容を追加し、保存してください。

<FilesMatch "^composer|^COPYING|^\.env|^eccube_install|^Procfile|^app\.json|^gulpfile\.js|^package\.json|^package-lock\.json|web\.config|^Dockerfile|\.(ini|lock|dist|git|sh|bak|swp|env|twig|yml|yaml|dockerignore)$">
    order allow,deny
    deny from all
</FilesMatch>

保存した後、 開発用が表示されないことをご確認ください。
それでも表示されてしまう場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。

tests 以下のファイル、フォルダが公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/tests など)に tests フォルダが存在するかご確認ください。


tests フォルダが存在する場合

通常の運用では使用しないプログラムが含まれています。
tests フォルダを削除してください。


index_dev.php が存在するか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/index_dev.php など)に index_dev.php が存在するかご確認ください。


index_dev.php が存在する場合

開発用途で使用するプログラムが含まれています。
本番環境では、 index_dev.php を削除してください。


4系


※ var が公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/var など)に var フォルダが公開されていないかご確認ください。

var/cache/prod/annotations.map などにアクセスし、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。


※ var 以下のファイルが公開されている場合

var フォルダに .htaccess というファイル名で、以下の内容を保存してください。

order allow,deny
deny from all

保存した後、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。
それでも表示されてしまう場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


※ .env が公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/.env など)に .env ファイルが公開されていないか、ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。


.env ファイルの中身が表示されてしまう場合

EC-CUBE をインストールしたフォルダの .htaccess ファイルに以下の内容を追加し、保存してください。

<FilesMatch "^composer|^COPYING|^\.env|^\.maintenance|^Procfile|^app\.json|^gulpfile\.js|^package\.json|^package-lock\.json|web\.config|^Dockerfile|\.(ini|lock|dist|git|sh|bak|swp|env|twig|yml|yaml|dockerignore)$">
    order allow,deny
    deny from all
</FilesMatch>

保存した後、 .env ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。
それでも表示されてしまう場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


codeception が公開されていないか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/codeception など)に codeception フォルダが存在するかご確認ください。


codeception フォルダが存在する場合

通常の運用では使用しないプログラムが含まれています。
codeception フォルダを削除してください。


開発(dev)モードになっていないか

.env ファイルや、 .htaccess ファイルに設定されている APP_ENV の値が dev になっていないかご確認ください。


APP_ENV=dev になっている場合

開発用途で使用する設定になっています。
本番環境では、 APP_ENVprod に設定してください。


composer.jsonなど、開発用のファイルが存在するか

EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/composer.json など)に以下のファイルが存在するかご確認ください。

  • Dockerfile
  • composer.json
  • composer.lock
  • gulpfile.js
  • package-lock.json
  • package.json
  • symfony.lock
  • web.config

開発用のファイルが存在する場合

基本的に、上記 .env の中身が表示されない状態であれば、これら開発用のファイルも表示されないようになっています。
万が一表示されてしまう場合は、 EC-CUBE をインストールしたフォルダの .htaccess ファイルに以下の内容を追加し、保存してください。

<FilesMatch "^composer|^COPYING|^\.env|^\.maintenance|^Procfile|^app\.json|^gulpfile\.js|^package\.json|^package-lock\.json|web\.config|^Dockerfile|\.(ini|lock|dist|git|sh|bak|swp|env|twig|yml|yaml|dockerignore)$">
    order allow,deny
    deny from all
</FilesMatch>

保存した後、 開発用ファイルの中身が表示されないことをご確認ください。
それでも表示されてしまう場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


全バージョン共通


SSLが導入されているか

EC-CUBE に https:// からの URL でアクセスできるかご確認ください


https:// からの URL でアクセスできない場合

常時SSLの導入をご検討ください。
導入方法がわからない場合は、 こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


公表された脆弱性が修正されているか

EC-CUBE脆弱性リスト にアクセスし、対象バージョン のフォームにご利用の EC-CUBE のバージョンを入力し、脆弱性対応が済んでいるかご確認ください。

ご利用の EC-CUBE のバージョンは、管理画面のトップページでご確認可能です。

修正方法がよくわからない場合は、こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


管理画面のユーザーID/パスワードが推測されやすいものになっていないか

以下のような例に該当する場合は、推測されにくいユーザーID/パスワードに変更しましょう

  • ユーザーIDとパスワードが同じ
  • ユーザーIDが admin など推測されやすいもの
  • パスワードが8文字以下
  • パスワードが数字のみ、英字のみ

古いバージョンの EC-CUBE では、ユーザーIDに記号が使用できない場合があります。
修正方法がわからない場合は、こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


管理画面が推測しやすい URL になっていないか

管理画面の URL が admin など推測しやすい URL になっていないことをご確認ください。
2.11 以降のバージョンでは、 管理画面から admin 以外に変更可能です。
また、 IP アドレスの制限などもセキュリティの強化には有効ですので、併わせてご検討ください。


パーミッション777のファイル、フォルダが存在しないか

パーミッションが 777 となっているファイル、フォルダが存在しないことをご確認ください


パーミッション777のファイル、フォルダが存在する場合

ファイルは 604、 フォルダは 705 など、ご利用のサーバーでの適切なパーミッションに変更してください。

テンプレートや、画像フォルダなど、Webサーバーから書き込みが必要な場合は、ファイル: 606、フォルダ: 707など、書き込み許可が必要な場合があります。
この場合は、セキュリティのリスクが向上しますのでご注意ください。


パーミッション666のファイルが存在しないか

パーミッションが 666 となっているファイルが存在しないことをご確認ください


パーミッション666のファイルが存在する場合

ファイルは 604 など、ご利用のサーバーでの適切なパーミッションに変更してください。

テンプレートなど、Webサーバーから書き込みが必要な場合は、606 など、書き込み許可が必要な場合があります。
この場合は、セキュリティのリスクが向上しますのでご注意ください。


API が有効になっていないか

2系の場合は、EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/api など)にアクセスし、ページが見つかりません もしくは、 API機能が無効です。 と表示されることをご確認ください。
「API機能が無効です。」と表示する場合でも、完全に削除してしまった方が安全です。
html/api フォルダを完全に削除してください。

3系の場合は、 EC-CUBEのURL直下(例: https://example.com/path/to/ec-cube/api/v0/product など)にアクセスし、 ページが見つかりません と表示されることをご確認ください。


API が有効になっている場合

適切にアクセス制限がかかっているかご確認ください。
よくわからない場合は、こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


html を別のフォルダ名(www, public_html など)に変更されていないか

サーバーによっては、 EC-CUBE 標準の公開フォルダである html が使用できない場合があります。
html 以外のフォルダ名に変更されている場合は、前出の2系、3系、4系のチェックリストを今一度ご確認ください。


user_data 以下に CSV ファイルが存在しないか

user_data フォルダ以下に CSV ファイルが存在しないかご確認ください。
存在する場合は削除してください。


upload 以下に CSV ファイルが存在しないか

upload フォルダ以下に CSV ファイルが存在しないかご確認ください。
存在する場合は削除してください。


他の CMS と同居している場合, バージョン(本体, プラグイン)は最新か

WordPress など、他の CMS を同時にインストールしている場合、最新バージョンが導入されているかご確認ください。
最新バージョンでは無い場合は、最新バージョンにバージョンアップしてください。


他のフリーCGIを使用していないか

フリーで配布されている CGI を使用していないかご確認ください。
EC-CUBEは機密情報を扱いますので、フリーで配布されている CGI との同時利用はおすすめしません。


独自テンプレートでエスケープ漏れなど無いか

テンプレートを独自にカスタマイズされている場合、フォームの input タグなどにエスケープ漏れが無いかご確認ください。

特に2系の場合は、 value 属性に h が付与されていることをご確認ください。

<!-- value に h が付与されているのを確認 -->
<input type="text" name="<!--{$key1}-->" value="<!--{$arrForm[$key1].value|h}-->"  />

独自カスタマイズ, プラグインで eval を使用している箇所は無いか

独自カスタマイズ、プラグインのソースを検索し、 eval 関数を使用している箇所は無いかご確認ください。

eval 関数の使用は推奨しません。
よくわからない場合は、こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


独自カスタマイズ, プラグインで serialize/unserialize を使用している箇所は無いか

独自カスタマイズ、プラグインのソースを検索し、 serialize/unserialize 関数を使用している箇所は無いかご確認ください。

serialize/unserialize 関数の使用は推奨しません。
よくわからない場合は、こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。


独自カスタマイズ, プラグインで SQL を実行する際, プレースホルダを使用しているか

独自カスタマイズ、プラグインのソースを検索し、適切にプレースホルダを使用しているかご確認ください。

以下のように変数を直接 SQL に渡している場合は要注意です

$sql = "SELECT * FROM dtb_products WHERE product_id = '".$product_id."';";

ここに書いてあることがよくわからない場合は

こちらのプロフィール にある SNS や、メールアドレス宛までお気軽にご連絡ください。

こちらもあわせてご覧ください


参考

パーミッション修正方法

666 のファイルを検索

find . -type f -perm 666

604 に変更

find . -type f -perm 666 -print0 | xargs -0 chmod 604

777 のディレクトリを検索

find . -type d -perm 777

705 に変更

find . -type d -perm 777 -print0 | xargs -0 chmod 705`

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