任天堂非公認ソフトを作る上でやったことがあるものを紹介します。
詳しくはwikipediaにて
ちなみにBGM等は以下から聴くことができます
実機ではなくエミュレータからですが
ライセンスとか政治的なお話は別として・・・
あたしの担当は瞳2番外編~3+りばーす☆きっずまで
瞳2 番外編
あたしにとっての処女作品となります。
完全にPSGチックなサウンドな 瞳2 より、より良いサウンドが得られるように
サンプルサウンドの波形だけを使って、より良い音になるようにしています。
お気に入りの組み合わせとしては
のこぎり波+矩形波 で バイオリンちっくな音です
まだ波形を作る技術がなかったので、
この時は完全にBGMだけの作成で、特にアセンブラソースはいじってなかったです
そのため、BGMドライバは純正サンプルドライバ(かんきちくん、って言います)をそのまま使用していたものです。
瞳3
瞳3のBGMには2バージョンあります。
容量を大量食いして(それでも8M ROM)、少しでも贅沢にしたもの
その後、汎用圧縮を利用して、容量をコンパクトにしたにも関わらず、ステレオ化したりと、より良くしたもの(4M ROM)
の2バージョンがあります。
この時のBGMドライバにもちょっとテコ入れしており、
何もステータスが見えない画面の中で、BGM用のアセンブラコードを
デバッグするのは、まるで夢見ながらデバッグしている感じでした。
また、BGMの音声的にも、ようやく波形をいじることができたので、
サンプリングした音声も使用しています
ちなみに初期バージョンのBGMはより多くの領域を必要としていたので、
バンク切り替えにてBGM用のCPUのエリアに対して、全転送を行っています。
バンク切り替えは普通あるような技術ですが・・・
りばーす☆きっず
これが本来のBGMドライバではないかと思うのですが
ようやく割り込みにて効果音を出せるようにしてあります。
りばーす☆きっずは、まるで違う人が作ったかのように見えるようにするために
小容量ながらも大量のサンプリング音声を使用しています。
割り込みでの効果音出力は普通あるような技術ですが・・・
24M ROM相当の広告?
単純にLZ系の圧縮をリバースエンジニアして、その解凍エンジンをスーファミ(65816)に移植した感じなのです。
開発環境
本来スーパーファミコンは、ソニー製のUNIXワークステーションが開発環境だったのですが、
私たちはMS-DOS上の trasm とか、(SPC700のアセンブラは忘れた)・・
を使用していました。
スーパーファミコン側は、違法コピー機を使用し、
PCのプリンタポートと接続し、片方向通信を使用して、ROMイメージを転送し、実機で起動していました。
まぁ、フロッピーディスクでも転送していましたが
おそらく、みなさんはここが気になるんではない?
瞳とかは、ジーコサッカーってよばれるほどなのですが
確かにジーコサッカーは大量の製造がされましたが、売れなかった作品です。
会社(正確には販売会社)の中では、3人体制で以下のようなことが行われていました
・ROM焼き
・(はんだごてで)ROM外し&ROM取り付け
・カセットにシール貼り付け&パッケージ組み立て
また、私は確認していないものの、ジーコサッカー以外の作品も
ROM(カセット)として使われているようです。