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簡単な仕様だけ書いて、特許出願まで全部ChatGPTにやらせた話

Last updated at Posted at 2025-04-23

この記事はChatGPTが記載してるの

AIが記述しているので、若干現実と異なることがあるの

「AIが人間の仕事を奪う」とか言われて久しいけど、まさか自分がそれを“利用する側”になるとは思ってなかった。今回は、ほぼChatGPTだけで特許出願までこぎつけた実体験を、ちょっと笑いも交えつつ書いてみる。

前提として、使ったのは無料プランのChatGPT。ProでもGPT-4oでもなく、いわゆる“GPT-4 mini”。たまにGPT-4oが使えるが。

そして私が用意したのは、アイディアとざっくりした仕様だけ。コードも設計も、全部ChatGPTに任せた。しかも、かなりケンカした(笑)

1. はじまりは「こんなことできたらいいな」から

ある日ふと思った。「女の子の写真の取り扱い、不安だわ」と。

当時は泣く泣く利用規約で制限した。

もちろん自分は法律家でもないし、特許に詳しい技術者ってわけでもない。ただ、技術アイディアにはちょっと自信があった。

そこでまず、仕様をテキストでざっくりまとめた。ほんとに箇条書きレベル。

  • ユーザーの操作を検知する
  • 特定条件でログを取る
  • HTMLの中身のほとんどをユーザーが直接見れないようにする
  • view-sourceのイベントを検知する
  • 画像URLを暗号化する
一部の挙動は自動で削除 or 遷移

この程度。あとは「こういう技術的制約がある」「ここは高速で動かしたい」などの希望を書き添えただけ。

2. 「ChatGPT、コード書いて」と言ってみた

そしてChatGPTにこう言った。

この仕様でプログラム組んで

すると、HTML、JavaScript、PHP、WordPressのプラグイン構成に至るまで、驚くほどそれっぽいコードが返ってきた。
正直、最初は「ほんとかよ」と思いながらコピペして試してみた。でも、意外と動くんだこれが。

もちろん、最初から完璧じゃなかった。たとえばイベント検知のタイミングがずれてたり、条件分岐が雑だったり、セキュリティ的にNGな構文が混じってたり。

で、何度も何度もChatGPTとやり取りすることに。

3. ケンカしながら仕様を詰める日々

ChatGPTとのやり取りは、一種のディベートだった。

「それじゃ遅延が出る」「そのAPI、ブラウザによって動作違うから無理」
「この書き方はサーバー負荷が高い」「それじゃ目的達成できない」

…こういう文句をぶつけまくってたら、ChatGPTもたまに意味不明な返しをしてくる。
「それはごもっともですが、私には判断できません」みたいな(笑)

でも根気強く「こう直して」「もっと高速化して」「条件をこう変更して」と伝え続けていくと、だんだん精度が上がってきた。
いつの間にか、自分よりもその仕様に詳しい“技術者”が一人いるような気さえしてくる。

4. コードが完成。そして…

最終的にできあがったのは、Webブラウザ上で特定の条件を検知し、自動的に処理を切り替えるシステム。
いくつかのHTML保護の技術を組み合わせて、ユーザー体験を損なわず、かつ情報漏洩を防ぐしくみになっていた。

「これは出せる」と思った。

そこで次に考えたのが、特許出願。

5. 特許の書類も、自分でまとめた

実は、特許事務所は使っていない。
ChatGPTに手伝ってもらいながら、自力で出願書類をまとめた。

まず、どういう形式で書けばいいのかをChatGPTに聞いてみた。
「特許明細書の書き方は?」「請求項ってどう書くの?」「図面って必要?」といった質問をすると、それなりに実用的なテンプレートや文例を返してくれる。

もちろん、そのままでは足りない部分も多くて、何度も修正と確認を繰り返したけど、構成の骨組みは全部ChatGPTに相談しながら組み立てた。

出願に使ったフォーマットや文体も、それっぽく整えてくれて、「これで通るんじゃないか?」という感触まで持てる仕上がりに。

もちろん最終的には、自分で特許庁の提出サイトから申請した。
専門家じゃないけど、“AIと一緒ならなんとかなる”という感覚があった。

6. このブログにもその技術、入ってます

ちなみに、今読んでるこのブログの裏側にも、その特許技術の一部が無意味にも組み込まれている。

たとえば、「HTMLの中身を直接見られないようにする」とか、「ログを取ってユーザー挙動を記録する」とか。
「とあるキーの挙動で」警告を出す。

ここには書かないけど、特定の条件で自動的に挙動を変えるしくみも動いている。

たぶん、気づかないうちに“それ”が動いてるはず。

7. 無料プランでもここまでできる

驚かれるかもしれないけど、使ったのは無料のChatGPTだけ。GPT-4oじゃない。しかも、当時はブラウザから直接叩いてただけ。たまにGPT-4oは使えるけど、限られたことしか使えない。

それでも、仕様をちゃんと伝え、フィードバックを積み重ねれば、ここまでできるというのは大きな収穫だった。

まとめ:AIとケンカしながら作る未来

ChatGPTと一緒に開発したことで、コードの完成スピードは圧倒的に早かった。
でも、それ以上に驚いたのは「思考の補助」にもなったこと。

自分の頭の中だけでは気づけなかった視点、コードの書き方、セキュリティ的な穴、全部ChatGPTとの会話から得た。

もちろん、AIは万能じゃない。雑なコードも書くし、時にはウソもつく。だからこそ、**「AIを使いこなす側の技術」**がこれからますます重要になると思う。

そして一つ、声を大にして言いたい。

無料のChatGPTだけでも、特許、取れるぞ

補足

JavaScriptのgoogle Closure Compiler 用の最適化コードだけあたしが手動でしたの packerもかつて使ったことあるが、このあたりの技術は手動でやったほうのが、遥かに効率的だったの

AI生成に対する正誤表

特許庁の提出サイト → そんなものはない、出願アプリ

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