本記事でやること
OutsytemsのIntegration BuilderでSAPのOdataを用いたIntegrationを作成してみます。
記事の流れ
・Integration Builderの使い方
・API Managementを経由してOdataによるデータ取得
・OutsytemsのService Centerで確認
Integration Builderの使い方
Integration Builderの画面にアクセスしたら右上のCreate Integrationのボタンからプロバイダーを選びます
今回はODataを選択します
まだそんなに数は多くない印象です
この画面で対象としたいOdataのJSONかEDMXファイル(コード)をアップロードして後は画面に従ってEntityを選択したりして設定を進めていきます
通常のJSON、EDMXファイルの入手先
API BUSINESS HUBで対象のAPIを検索
OverviewのAPI Specificationにあるダウンロードボタンからお好きな形式でファイルをダウンロードできます
API BUSINESS HUBはログインしてAPI keyを入力することでサンドボックス環境のAPIを試すことができます
Integration BuilderでもこのAPI Keyを使ってIntegrationの確認ができるようです
でもどうせならサンドボックスのデータじゃなくてちゃんとしたデータみたくね?使いたくね?ってことで次のステップです
API Managementを経由してOdataによるデータ取得
API ManagementというSAP BTPのIntegrationSuiteのサービスを使います。
IntegrationSuiteはこれまで別個にあったIntegrationサービスをまとめたサービス群です
ODATAをAPI Managementに登録する方法はここらへんのチュートリアルを参考に作業ください
登録するとこんな感じでODATAの仕様が見えるようになります。
右上のAPI Designerから画面遷移し、JSONファイルをダウンロードします
あとはIntegration Builderの画面に戻って画面に従って操作します
すべてのEntityを選択するとサービスの大きさにもよりますが10分程度
今回みたいに1個のみの場合は2分程度で終わるみたいです
OutsytemsのService Centerで確認
Logic
こんな感じで選択したEntityのMethodやそれに必要なActionが自動で作成されます
Data
Dataタブも確認すると必要なEntityやStructureが追加されています
最後に
本機能のメリットとしては作業工数の省略だと思います
Methodを必要なものだけODATAのURLから追加していけばほぼ同じような状態を作ることは可能です
ただそうするとODATA全体の仕様が不明なのことと数が多いためかなりの時間がかかるのを一括で設定できるのは便利だと感じました
API BUSINESS HUBからファイルをダウンロードしてベースURLの部分を書き換える形でも同じようなことが実現できるのかもしれないですがS/4側のバージョンの違いかエラーが出て解決できなかったので今回のような方法をとりました
このAPIの動作確認は今からやりますがとりありあえずインポート時点でエラーは出ていません
参考