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ラズパイでJenkinsを動かしてGitHubのWebhookでPipelineを実行する

Last updated at Posted at 2021-09-24

GitHubのWebhookでラズパイ上のJenkinsでPipelineを動かしたい

GitHubのWebhookではJenkinsが動いているサーバーを指定しないといけません。
しかし、自宅で動かしているラズパイを指定するには固定のグローバルアドレスを付与したり、やりたければドメイン名も設定したり面倒です。
特にルーターを設定して外部からの通信を許可しなきゃいけないので、セキュリティ的に自信がありませんでした。
image.png

そこで何かいい方法がないかと探していたら、GitHubが提供しているsmee.ioというサービスがあったので、JenkinsがWebhookを受け取るところまでの手順を書いていこうと思います。
Jenkinsのブログ1で紹介されていたので、こちらも参考にしていただければと思います。

smee.ioとは

公式サイト2に一言で書いてありました。

Webhook payload delivery service
Receives payloads then sends them to your locally running application.

Webhookを受け取ってローカルで動いているアプリケーションに送る届けるサービスらしいです。
smee.ioを使うとこんな感じで自宅のラズパイにWebhookのpayloadを送れます。
image.png

導入する

Jenkinsの設定

1.Dash Board > New Item でPipelineを選択する

適当な名前をつけてPipelineを選択してOKを押します。
new_item.png

2.Pipelineを設定する

  • Build Triggersで「GitHub hook trigger for GITScm polling」を選択
  • Pipelineで画像のように選択して、Repository URLにリポジトリのURLを入れる

jenkins_config.png

smee.ioの設定

3.smeeサーバーのURLを発行する

https://smee.io/ で「Start a new channel」をクリックするとURLが発行されます。
後にそのURLにGitHubからWebhookを投げることになります。

4.smeeクライアントをラズパイにインストールする

$ npm install --global smee-clientで ラズパイにsmeeクライアントをインストールします

5.smeeクライアントを動かすためのユニットファイルを書く

systemdを使っていることを想定しています。これはどっちでもいいですがあると楽なので。

[Unit]
Description=foo

[Service]
Type=simple
ExecStart=/usr/local/bin/smee --url https://smee.io/<id> --path /github-webhook/ --port 8080
Restart=always

[Install]
WantedBy=multi-user.target

GitHubの設定

6.Webhookを送るURLを設定する

リポジトリを選んで、Settings > Webhook で3で生成したsmeeサーバーのURLを入れる。
これで設定は終わりです!

動かしてみる

pushしてWebhookが投げられると、3で作ったsmeeサーバーのURLでWebhookの履歴が見れます。
ここでWebhookが動いていることが分かるので便利。
image.png

また、JenkinsでPipelineが動いていることがわかります。
jenkins_build.png

  1. Jenkinsのブログ ここにほとんどやり方載ってます

  2. smee.io

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