この記事はエイチーム引越し侍 / エイチームコネクト Advent Calendar 2020 23日目の記事です。
はじめに
引越し侍ではサービスをより良いものにするために、毎日様々なサイト改善施策が提案されています。私たちエンジニアはその施策をプログラムに落とし込んでいくことになりますが、その中でさらに新しいアイデアを提案したり、一緒に考えたりする場面も多いです。今回は私たちが日頃どのように引越し侍のサイト改善をしているか少しだけご紹介します。
webサイト改善のヒント
1.目標とスケジュールを決める
まずは具体的な目標を決めます。指標は様々ですが「いつまでにどのくらい」を明確にすることで各施策のスケジュールが立てやすくなります。開発を無理なく行うためにも計画は大切ですね!
2.仮説を立てる
施策を実行することで「何がどう改善されるのか」を考えます。漠然とアイデアだけあると運任せになってしまうので、ある程度根拠となるデータを集めるのがポイントです。
ユーザー心理を具体的にイメージ
サイトを利用するのは開発者ではなくユーザーです。自分がこうなったらいいな、よりも、ユーザーにとってこうなった方がいいな、を考えます。
過去の施策を見る
もし過去に行った施策の記録が残っている場合はそれが参考になります。施策が成功しても失敗しても何かしら新しいアイデアの材料になるので残しておきましょう!
他社のwebサービスや競合の観察
自分が普段使っているWebサービスからいいなと思った機能をメモしておきます。競合や類似サービス以外でもヒントがたくさんあります。
3.データ分析の準備
サイト改修するにあたり、改修前と改修後が比較できるような仕組みを準備します。「改修によって何が変わったのか」があやふやだと、改善するつもりが実は逆効果だった!ということも起こり得ます。しっかりエビデンスが残せるようにしましょう。
GA(Google Analytics)
webサイト改善はこれが無いと始まらない
アドオンでスプレッドシートに簡単にデータ抽出&記録することができます。GoogleTagManagerと併用してサイトのあらゆる箇所に設置しておきましょう。
4.施策の振り返り
サイト改修後の効果を検証します。改善されていない場合は前の状態に切り戻したり、追加で改修を行ったりします。なぜ成功(失敗)したか理由の深掘りと記録をして次に繋げます。
まとめ
大きな組織だと各々役割が分担されているので、プログラマーがデータ解析や施策立案について知る必要はあるのか?という疑問も出てくるかと思います。実際、私が普段開発しているところに関しても他事業部の方からあがってくる施策が多いです。
ただ、「なぜこの施策を行うのか」「どのような経緯で施策をするに至ったのか」を知るだけでエンジニアから提案できるアイデアの幅も広がりますし、何より主体的に開発ができるのでモチベーションが上がります。この記事が皆さんの開発モチベーションアップに繋がれば幸いです!
明日
明日は@kekiさんの投稿です!お楽しみに!