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AWSソリューションアーキテクトへの道 -AmazonEC2のポイントまとめ-

Last updated at Posted at 2014-06-04

AmazonEC2

AmazonEC2は仮想サーバー。EC2インスタンスと呼ぶ。

Region

EC2インスタンスの配置場所でRegionというものがある。
・アメリカ東
・アメリカ西
・ヨーロッパ
・シンガポール
・サンパウロ
・シドニー
・東京
などなど

AvailabilityZone(以下、AZ)

・Regionはそれぞれいくつかの場所にわかれている。
・AZはそれぞれ電力、ネットワーク設備などが分かれており、物理的にも距離が離れているので
 異なるAZを併用することで災害対策になる。

Resionの選び方

ポイントは2つ
・AZによってネットワークのレイテンシー(遅延)が異なる
・AZによって価格が異なる
  日本からアクセスするサーバーなら東京Regionが近く、レイテンシーが少ないが価格が高い。
  レイテンシーと価格の兼ね合いで決める。

AZの選び方

・1つしかEC2インスタンスをたてないならどこでも同じ。
・複数のEC2インスタンスをたてるなら異なるAZ間に配置するのが推奨。耐障害性が高められる。
 異なるAZ間は専用線で繋がってるのでNW速度はほとんど問題にならない。

スペックの選択

・スペックは後から変更できるので、まずは最少スペックにしておき、後々必要になったらスケールアップさせていくのがベター
・スペックの変更にはEC2インスタンスを一時停止する必要あり。稼働中は変更不可。

Elastic Block Store(以下、EBS)

・EC2インスタンスではEBS(Elastic Block Store)というディスクが使用される。
・EC2インスタンスを作成するときに1台目の起動ディスク(EBS)も作成する
・EBSはその瞬間のスナップショットを保存できる。バックアップ簡単。
・ディスク容量の変更可能。
・GB単位での従量課金。
・EC2インスタンスが起動していなくても、EBSを作成した時点で作成した容量に対して課金される。
 (実際に保存されているデータ量は関係ない)
  ⇒EC2インスタンス停止しておけばOKと思ってたらいつの間にか課金発生してた経験ありw。要注意。

Amazon Machine Image(以下、AMI)

・EC2インスタンスを作成する際のイメージのことをAMI。
・色んなOSが選択できる。AmazonLinux、RedhatLinux、Ubuntu、Windows2008、2012、などなど。
・イメージを自分で作成可能。
・AMIを指定して起動したEC2インスタンスにはすでにOSインストール済み、ユーザーも作成済み、サービスも起動済み。手間いらず。
・AMIはISOイメージとは異なるもの。標準以外のOSを使いたい場合、サーバーを構築して必要な設定をいれたのちにEC2向けに
 ディスク全体のイメージを作成する必要がある。

割り当てられるIPアドレス

割り当てられるIPアドレスは2つ。
・Public DNS と Public IPs
  インターネットから接続可能なIPアドレス。SSH接続してEC2インスタンス操作できる。
・Private DNS と Private IPs
  同一Regionないでの通信に使うIPアドレス。プライベート。インターネットからの接続不可。異なるRegion間の通信も不可。

EC2インスタンスの操作

・起動(start)
・停止(stop)
・再起動(reboot)
・終了(terminate)

Terminateを実行すると、EC2インスタンスは破棄されデータは失われます。要注意。
間違ってTerminateしない為の「Terminate Protection」という機能あり。これを有効にするとTerminateできない。

AWSアカウントの作成

・クレジットカード必要。
・承認の電話かかってくる。

EC2インスタンスの起動

・Amazon Management Consoleという管理画面から操作する。
・EC2インスタンス作成の際に決めること。
  ①Region
  ②インスタンスタイプ

インスタンスタイプは仮想サーバーのスペック。EC2 Compute Unit(以下、ECU)という独自指標で示される。
インスタンスタイプの種類は以下。

 ・マイクロインスタンス
   最も小さなインスタンス。ローカルインスタンスストアを持たない。
 ・スタンダードインスタンス
   CPUとメモリのバランスのとれた標準的なインスタンス。
 ・ハイメモリインスタンス
   CPU性能よりもメモリ性能を重視したインスタンス。
 ・ハイCPUインスタンス
   メモリ性能よりもCPU性能を重視したインスタンス。
 ・クラスタコンピュートインスタンス
   クラスタ向けインスタンス。10Gビットイーサネット搭載。
 ・クタスタGPUインスタンス
   GPU搭載インスタンス。グラフィック強化。
 ・ハイI/Oインスタンス
   SSDベースのストレージで構成されたインスタンス。高速I/Oを実現。

・AWS新規利用者は1年間マイクロインスタンスを月/750時間無料で利用可能。
・マイクロインスタンスは他のインスタンスと違い。最大2ECUまでバーストする性質がある。これは普段はあまり利用していないけど
 定期的に負荷が上がる場面に適している。
・ローカルインスタンスストアはEC2インスタンス内部に設置された揮発性のストレージ。EBSより高速にアクセス可能。
 インスタンスを停止するとデータは失われる。アプリケーションでキャッシュとしての利用がベター。

EC2インスタンス起動時のウィザード選択

・Classic Wizard
  古いタイプのウィザード。Quick Launch Wizardより細かく設定できる。
・Quick Launch Wizard
  推奨設定が適用され素早くインスタンス起動が可能。
・AWS MarketPlace
  AWS MarketPlaceで購入したAMIで起動。

高度な設定

・Launch as an EBS-Optimized instanceオプション
  EBSへのネットワークアクセス高速化。別途料金が発生。
・VPCとして起動
  AmazonVPCとして起動可能。
・スポットインスタンスを要求
  需要と供給に応じて変動するスポット価格でEC2インスタンスを運用。

ストレージデバイス

・デフォルトではrootデバイスとして8GB割り当て。
・ストレージは追加可能。
・Provisioned IOPS ボリュームを設定可能。
  Provisioned IOPS ボリュームは、1秒間のI/Oアクセス数を明示的に指定できる機能。1IOPS単位の従量課金制。
  一般的な7200RPMだと、75~100程度。15000RPMだと、175~210程度。最大2000IOPSまで指定可能。
  デフォルトは100IOPS程度のベストエフォート。負荷がかかると数百IOPSまで一時的にバースト。

セキュリティグループ

 各インスタンスに設置されるインバウンドのファイアウォール。
 TCP/IPポート番号やIPアドレスに対してどの通信を許可するか設定可能。
 セキュリティグループで許可しないといかなる通信もEC2インスタンスには届かない。
 EC2インスタンスを起動してから後から異なるセキュリティグループに属させることはできない。
 但し、起動時に設定していたセキュリティグループの設定を変更することは可能。

Elastic IP Address

・固定IPアドレスを割り当てれれる。デフォルト設定だと動的なIPアドレスが割り当てれれる。
・1つのEC2インスタンスに対して1つのElastic IPが無料で利用可能。但し、Elastic IPだけ取得してインスタンスに
 結びつけていない場合や、Elastic IPを割り当ててるインスタンスが停止している場合はElastic IP Addressに対して料金が発生する。
・固定IPは最大5個まで取得可能。別途申請することでそれ以上のIPが使用可能。
・Elastic IPを紐づけられるのは起動しているインスタンスのみ。

  

★参考資料:「Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド」
  

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