はじめに
ITストラテジスト試験の午前Ⅱ問題対策を効率的に行うために、独自のmyGPTで試験問題出題アプリを構築しました。本記事では、その構築プロセスや活用方法、学習効果について紹介します。
myGPTを作成した背景
ITストラテジスト試験の午前Ⅱ問題は、専門知識を問う選択問題が多く、幅広い分野の理解が求められます。市販の問題集や既存のアプリも検討しましたが、解説が浅いものが多く、実例や深い解説をchatGPTに提供してもらうためにmyGPTを活用した自学自習の環境を整えたいと考えました。
myGPTの構築方法
myGPTの構築にはAPIを使用せず、シンプルなファイルベースのロジックを採用しました。
実装手順
-
ファイル構造の設定
- 各年度の問題データ、正解データをテキストファイルとして読み込ませる。図が必要な問題は図をzipファイルにして読み込ませる。
-
問題の出題ロジック
- 例えば「2018年度の問題を解く」を選択すると、2018年の問題ファイルを読み込み、問1から順に出題。
- 特定の問題(画像が必要な場合)は「図一覧.zip」から該当画像を解凍して表示させる。
-
回答の正誤判定
- ユーザーが入力した選択肢(ア〜エ)を、対応する正解データファイルから確認して「正解」または「不正解」を表示。- 選択肢の語句に対して簡単な解説を提供する。
-
選択肢の実装と学習効果向上
- 「次の問題に進む」「詳しく解説する」の2つの選択肢を提供。
-最後に シラバスと照らし合わせ、分類別の問題数と正答率を計算、合否判定も実施。
- 「次の問題に進む」「詳しく解説する」の2つの選択肢を提供。
実際のmyGPTの使用感
実際のmyGPTでは、以下のように利用できます。
- 年度別問題選択機能: 何年度の問題を解くか選択することで、特定の年度の問題に集中できます。
- 順次出題機能: 問1から順に出題され、飛ばしたい場合は「問〇へ」と指示するだけで簡単に次の問題に進めます。
- 即時解説機能: 回答後、myGPTが即座に詳しい解説を行い、さらに深堀りした内容にも対応可能です。
一般的な学習アプリとは異なり、myGPTは解説を掘り下げるだけでなく、関連する知識や実務での応用例も即時に提示できるため、学びがより深まります。また、解説が対話形式で進むため、学習が単調になりにくい点も良いです。
まとめ
IPAの情報処理試験対策において、myGPTは強力なサポートツールとなるように思います。特に午前Ⅱ問題のような知識系の学習には、AIの即時フィードバックが大いに役立つと思います。
作成したmyGPTはこちら