システムアイアドベントカレンダー14日目の記事です。
普段はAWSなどのインフラと開発を兼ねた開発をメインに実施しているのですが、現在はメインフレームの移行案件に携わっているため、
今回はそちらをテーマに話を進めていきます。
はじめに
現在参画しているプロジェクトは、すべて合わせると、数千人規模になるため、
必然的ウォータフォール開発になりました。
ただ、私がウォータフォール開発が嫌い&アジャイル開発を通して、ウォータフォール
でも、要素をかいつまんでできることがないか?を考えていました。
今回、5人程度のチームリーダーになったので、いくつかの要素を試してみました。
【やったこと①】アジャイルボードによる進捗管理
もともとExcelを利用した進捗管理でしたが、管理方法の都合でいろいろな問題があった。
・その日ごとの作業内容しか記載していないので、全体でどれくらい進んでいるのか不明確。
・過去の作業内容を追いかけづらくて、過去の作業内容を聞かれたときに話せなくなってしまう。
なので、私が試したのがクラウドツールの導入でした。幸い、MicrosoftOffice365のライセンス登録
はされていたため、Microsoftツールに関しては利用することができたので(それ以外は使用禁止)
Microsoft Plannerを利用することにしました。
導入した結果は、一人用でタスク管理することには向いているのですが、複数チームで管理するには不向きだったため
数ヶ月使用していましたが、やがて使わなくなってしまいました。
【やったこと②】 振り返りの実施
チームか増えてきて、健全性や方向性が合っているかを確認するため、振り返りを定期的に実施していました。
なんとなく感じているチームの不安とか、できるだけ続けて行きたいkeep事項などを、出してもらっていました。
結果については一定の結果を出した
出てきた内容を抜粋すると以下のような内容でした。
ただし、後半忙しくなるにつれて、実施できる機会が減りました。
WBSでもかなりタイトなスケジュールが組まれていたので、時間に余裕がなくなってしまったため、
結果的にチーム内での実施は中止になりましたが、工程単位での振り返りは実施するようになりました。
やったこと③】打ち合わせのあとの議事録作成と、認識合わせの時間を設ける。
アジャイル開発では、スプリントの開始前にプランニングを実施しておりました。
そこでは、作業内容で何をやる必要があるかをみんなで話しあい、その作業にどれくらい時間がかかるのかをポイントで出していました。
ここでのポイントは、ファシリテータがタスクを話、周りの人が分からないことを発言していくことで、
作業内容を具体的に理解することができることだと思います。
ウォータフォールではプランニングがないので、私は会議に対して、その会議の議事録作成と
記載した内容の認識合わせをしておりました。
これの評価は最初はよかったです。振り返りでも良かったこととして出してもらっていたので、
みんなで理解しながら進むということをする場合は、取り入れてよかったと思いました。
一方、良くなかったのがのが、すべての打ち合わせ後に認識合わせをやっていたことです。
後半になってくると設計書作成のスケジュールがタイトだったので、認識合わせをやるかやらないかは、
チームで相談してやるようにしていました。
まとめ
・人数の多いチームのプロジェクトでアジャイル開発みたいなクイックな動きをにするには、
とても時間が足りないと思いましたが、いい方向に動けた要素もあるので、今後も機会があれば
こういう活動をやってみたいです。