はじめに
先日、AWS SAP(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)の試験を受けて、見事1発で合格することが出来ました 合格ラインギリギリ...
ざっくり自分がやったことなどを紹介します。
AWS SAPとは?
AWS SAPはAWS公式の認定資格であり、AWSでシステムを構築する上での、設計・実装全般の知識を問う資格の最上位資格になります。試験料金としては300USDと比較的高額です。
下位の資格として、SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)があります。
資格によって試験時間や合格点が違うのですが、SAPの場合は180分で75問で、合格ラインは750点になります。
詳しい試験の概要や、試験範囲の割合はこちらに記載されています。
私自身の経歴
IT業界に入って10年になります。主にバックエンドの開発・設計を行ってきました。
AWSの経験としては4,5年くらいになります(AWS専属ではないため、実質3年くらいだとは思います)
AWS公式的には、プロフェッショナル資格は2年以上のクラウド経験があることが望ましいとなっているので、もう少し経験が浅い人でも受けてみるのは良いと思います。
※私もほんとはもっと早く受けたかったのですが、一発で受かりたかったので今の時期に受けました。
1つ1つのAWSサービスで出来ることというよりは、複数サービスを組み合わせたりして、以下のような要件をかなえるための問題が多かった印象ではあります。
- **DR(ディザスタリカバリ)**を考慮したインフラ構成の検討
- 複数環境の統制をするためのAWSサービスの組み合わせ(Organizationsなど)
- オンプレミスからクラウドへ移行、もしくは、オンプレミスとクラウドで通信する際のAWSサービスの選定
- 運用効率を考えたマイクロサービスアーキテクチャへの移行
- コスト削減のためのAWSサービスの変更や割引プランの適用
なお、SAPに合格するまでに保有していた資格としては、
- Certified Cloud Practitioner
- Solutions Architect - Associate
- Developer - Associate
- SysOps Administrator - Associate
になります。
割と新しめのAI系やML系の資格はまだ持ってないです。
やったこと
私がやったことは主に、以下の3つになります。
- 所属会社でのインフラ設計・構築
- 資格対策本での座学
- Udemyでの模擬試験実施
所属会社でのインフラ設計・構築
所属会社では主にCDKでのインフラ構築をしています。
そこで身に付けた複数環境へWebアプリケーションを構築するために必要な
- CI/CD周り(CodePipelien、CodeBuild、S3など)
- ECS、ECR
- EC2
- ALB
- Route53、ACM
- CloudFront
- S3
- WAF
- DB周り(Aurora、Dynamo)
- VPC
- IAM、Organizations
などの実務経験は役に立ちました。
資格対策本での座学
おそらく、AWS SAPの対策本で一番手に入りやすいこちらの本で勉強しました。
各AWSサービスの説明と、特定の要件に沿ったAWSサービスの説明をしてくれて、各章での演習問題と最後に模擬試験の形で問題を解くことが出来ます。
こちらを2周読みました!

Udemyでの模擬試験実施
AWS Solution Architect Professional (AWS-SAP-C02) 演習テストという講座を買いました。
75問×5回分の模擬試験を受けることが出来ます。
実際の試験と似たような問題が結構あったりして、非常に良かったです。
※試験合格という目標だけに特化するなら【Udemyでの模擬試験実施】だけでも受かるかもしれません
おわりに
今回はAWS SAPの試験を受けた際にどんな風に勉強したか、などをまとめました。
これから受けようと思っている方の参考になれば、幸いです