はじめに
メールを送信する際に指定する、To、Cc、Bcc、Reply-To
についてメモ書き程度にざっくりと説明します!
※今回はGmailで試します
※実際は自身のメールアドレスで試してますが、本記事ではメールアドレスは架空のものを記載します
To
- (メインの)宛先を指定します
- 複数指定可能です
- 基本的に、返信してほしい人を指定します
- AWS SESでToを指定してメールを送る際は、以下のように指定して送ります
aws ses send-email \
--to to@example.com \
--from from@example.com \
--subject "To確認" \
--text "test" \
--region ap-northeast-1
{
"MessageId": "010601929271162d-65fbcaae-d89f-4dc5-a931-224afdb0e532-000000"
}
to@example.com
のメールボックスで、メッセージのソースを表示
をクリックしてメールヘッダーを確認すると、以下のようになっているはずです
From: from@example.com
To: to@example.com
Cc
- (メインでない)宛先を指定します
- Carbon Copy(写し)の略です
- 複数指定可能です
- 返信は不要だが、確認はしてほしい人を指定します
- AWS SESでCcを指定してメールを送る際は、以下のように指定して送ります
aws ses send-email \
--to to@example.com \
--cc cc@example.com \
--from from@example.com \
--subject "Cc確認" \
--text "test" \
--region ap-northeast-1
{
"MessageId": "0106019292735f95-c70f8281-7931-4325-86e7-dc54dd633d93-000000"
}
cc@example.com
のメールボックスで、メッセージのソースを表示
をクリックしてメールヘッダーを確認すると、以下のようになっているはずです
From: from@example.com
To: to@example.com
Cc: cc@example.com
Bcc
- Blind Carbon Copy(見えない写し)の略です
- 複数指定可能です
- 複数指定しても他のBccの宛先は、受信者には表示されません。不特定多数に、一斉にメールを送りたい時に指定します
- AWS SESでBccを指定してメールを送る際は、以下のように指定して送ります
aws ses send-email \
--to to@example.com \
--bcc bcc@example.com \
--from from@example.com \
--subject "Bcc確認" \
--text "test" \
--region ap-northeast-1
{
"MessageId": "0106019292747106-3426af8b-2b0d-4a8b-ac16-c8c9737d35cd-000000"
}
bcc@example.com
のメールボックスでメッセージのソースを表示
をクリックすると、以下のようになっているはずです。
From: from@example.com
To: to@example.com
あれ...Bccが表示されてないですね。
受信者のメールのメールヘッダーには、Bccの情報は入ってこない仕様のようです。
※送信者のメールヘッダーには表示されます
また、👇のようにBccでもToとして表示されるようです。
GmailだとBccで送ったことを良い感じで隠してくれてるんですかね
まぁ、メッセージヘッダーを見るとToに自分がいないので、Bccで送られたってわかりますがわざわざ見る人あまりいませんしね...
Bccは不特定多数に送れるという特徴がありますが、現在あまり使われてないように思います。
いくつかの企業のメールマガジンを見ましたが、Toで送られていました
その理由としては、
- ブラックリストに載り通常のメールも送れなくなる可能性がある
- メールサーバの上限に引っかかる
- 情報漏洩の危険がある(Bccで指定したと思ったら、To・Ccで指定していて他のユーザのメールアドレスが閲覧できてしまう)
などがあります。
また、Gmailなど各社のメール送信ガイドラインが厳しくなっている影響もあるかと思います。
Gmailの送信ガイドラインについては、こちらにまとめてくれています。
Reply-To
- 返信先を指定します
- 複数指定可能です
- 送信元と返信先を変えたい場合に指定します
- AWS SESでReply-Toを指定してメールを送る際は、以下のように指定して送ります
aws ses send-email \
--to to@example.com \
--from from@example.com \
--reply-to-addresses test@exapmle.com \
--subject "ReplyTo確認" \
--text "test" \
--region ap-northeast-1
{
"MessageId": "01060192927b5868-5e31b6f5-7ca0-49a1-a4a6-cf3ea0331c3a-000000"
}
to@example.com
のメールボックスでメッセージのソースを表示
をクリックすると、以下のようになっているはずです。
From: from@example.com
Reply-To: test@example.com
To: to@example.com
以下のようにreply-toを指定することで、[返信]ボタンをクリックした際の返信先がfrom@example.com
ではなくtest@exapmle.com
になっていることがわかります。
メルマガなど返信されても対応できないfromに関して、対応できるメールアドレスをReply-Toに書くと良いと思います。
受信者が返信するまでは、Reply-Toにはメールを送っていないのでSESの検証済みのメールアドレス or ドメイン以外も指定できます
おわりに
今回は、To、Cc、Bcc、Reply-Toについて簡単ですが説明させて頂きました。
メール周りは知識がかなり不足しているので、知識を付けてまとめ記事を書けるくらいにはなりたいです