はじめに
みなさん、GoogleMap使ってますか?
自分の現在地をMapで見たり、目的値までの経路を確認したり、カーナビ代わりに使ったり、とても便利で生活にかかせないツールですよね
AWSでもMapや経路表示などを行うサービスがないかと思ったのですが、2021年にAWS Location ServiceというサービスがGAされていたようなので、こちらについて調べながら紹介していきます。
AWS Location Serviceとは?
動的および静的マップ、場所検索とジオコード、ルートプランニング、デバイスの追跡とジオフェンシング機能など、地理空間データと位置機能をアプリケーションに追加できるマッピングサービスです。Amazon Location Service を使用すると、顧客データを保護し、コストを削減し、他の AWS サービスと簡単に統合できます。
一言で言うと、マップと位置情報データをアプリケーションに簡単かつ安全に追加できるサービス
でしょうか?
AWS Location Serviceは以下の5機能から構成されます。
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Maps
- 静的/動的マップの提供できる
- マップ上に位置情報を視覚化してインタラクティブマップをアプリケーションに追加できる
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Places
- 検索機能をアプリケーションに追加できる
- ジオコーディング/リバースジオコーディング機能をアプリケーションに追加できる
- サジェスト機能をアプリケーションに追加できる
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Routing
- 道路やライブトラフィック情報に基づいて、距離と移動時間を推定できる
- 任意の2地点の移動時間、距離、ルートをアプリケーションに提供する機能を構築できる
- 複数の目的地に移動する最も効率的なルートを計算できる
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Geofencing
- ジオフェンスと呼ばれる定義された地理的境界を作成できる
- ジオフェンスへ出入りした際に、検出・アクションを行う機能を、アプリケーションに提供できる
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Trackers
- 追跡が有効なアプリケーションを実行しているデバイスの過去/現在の位置を取得できる
- ジオフェンスとリンクさせて、デバイスから送信される位置情報をジオフェンスと照合して自動的に評価できる
- 位置情報をジオフェンスへ保存/評価する前にフィルタリングすることで、コスト削減できる
料金
各機能それぞれの利用量に応じて料金が発生します。
詳細は公式サイトをご確認ください。
- Maps:動的マップのマップタイル、静的マップ画像のリクエスト数
- Places:サジェスト、ジオコーディング、逆ジオコーディング、付近検索などのリクエスト数
- Routing:ルートの計算、ルートマトリックスの計算、位置補正などのリクエスト数
- Geofencing:ジオフェンスの作成/表示、ジオフェンスでの位置評価などのリクエスト数
- Trackers:位置情報の書き込みなどのりくえすt
おわりに
今回は、AWSで位置情報を扱うために利用するAWS Location Service
について簡単に紹介しました。
次回から、MapsやPlacesなどの機能について、実際に触りながら理解を深めていきたいと思います。