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とりあえずプログラムからAWS Bedrockに質問して回答もらうまで試してみたいって方へ ~AWS100本ノック~ 8/100

Last updated at Posted at 2024-09-24

はじめに

今年のAWSサミットでもAI系のセッションが非常に多かった印象がありますが、その中でもよく話題に上がるBedrockをとりあえず試してみたいって人に向けての記事になります。

※今回はBedrockの詳細なサービス説明や、生成AIの知識系は話しません(というか、私自身理解できていない)のでご了承ください:bow:

今回出てくるもの

  • AWS Bedrock:大手AI企業の高性能な基盤モデル(FM)を利用できるフルマネージドサービス
  • Claude:Anthropic社が開発した生成AIモデル
  • Laravel:PHPのFW

やってみる

では、さっそくですが試してみます!

Claudeを有効化

生成AIモデルは有効化しないと利用できないため、AWSコンソールから有効化していきます

左メニューのベースモデルをクリックします
1.png

ベースモデル一覧でClaudeを見ると、リクエストをする必要がある旨のメッセージが表示されるので、モデルアクセスをクリックします
2.png

モデルアクセスをリクエストをクリックします
3.png

Claudeにチェックを付けて、Nextをクリックします
4.png

リクエストに必要な情報を入力します。
会社名やウェブサイトのURL、利用用途などを入力して、Nextをクリックします
5.png

確認画面が出るので問題なければ、Submitをクリックするとリクエストが実行されます
6.png

数分待つと、アクセスが付与されましたと表示されるはずです。
これで、利用準備は完了です :smile:
8.png

ローカルからアクセスするためのIAMユーザを作成する

今回はローカル環境からアクセスするので、アクセスキーを発行して利用します

ユーザの作成をクリックします
14.png

任意のユーザ名を入力し、次へをクリックします
15.png

次に権限をアタッチするのですが、今回はインラインポリシーにするのでここでは何もせず、次へをクリックします。
ユーザ作成時にインラインポリシー作れなくて不便... :cry:
16.png

確認画面が出るので、ユーザの作成をクリックすればIAMユーザの作成が完了です。
17.png

次に、インラインポリシーを作成してBedrockへの権限を付与していきます。
許可を追加からインラインポリシーを作成をクリックします。
18.png

以下のjsonを記載します。
※claudeのver2.1モデルを実行する権限を付与しています

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": "bedrock:InvokeModel",
            "Resource": "arn:aws:bedrock:ap-northeast-1::foundation-model/anthropic.claude-v2:1"
        }
    ]
}

19.png

アクセスキーに関しては永続的な認証情報なので、特に権限の追加に注意が必要です。
特別な事情がない限り、AWSの最小権限の原則に則って必要な権限だけ付与しましょう!

任意のポリシー名を入力して、ポリシーの作成をクリックしてインラインポリシーの作成は完了です :smile:
20.png

アクセスキーを発行します

IAMユーザを作成したので、アクセスキーを発行します。
アクセスキーを作成をクリックします

21.png

ユースケースとしてローカルコードを選択して、次へをクリックします

表示にもあるようにローカルからのアクセスには、Identity Centerによる認証が推奨されています。
Identity Centerによる認証をする場合は、こちらのやり方で出来るようです

22.png

アクセスキーを作成をクリックすると、アクセスキーが払い出されます
23.png

払い出されたアクセスキーをメモ or CSVファイルをダウンロードして、完了をクリックします。
24.png

この画面でしかシークレットアクセスキーを確認できないので、取得を忘れないようにしましょう

LaravelでBedrockにリクエストしてみる

さぁ、最後にローカルから実行してみましょう。
aws/aws-sdk-phpをcomposer installした状態で以下のコードを実行します。
※Laravelの環境構築については割愛します

use Aws\BedrockRuntime\BedrockRuntimeClient;

// NOTE:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/code-library/latest/ug/php_3_bedrock-runtime_code_examples.html
// NOTE:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/bedrock/latest/userguide/model-parameters-anthropic-claude-text-completion.html
try {
    $bedrockRuntimeClient = new BedrockRuntimeClient([
        'version' => '2023-09-30',
        'region' => 'ap-northeast-1',
        'credentials' => [
            'key' => 'xxx', // 取得したアクセスキー
            'secret' => 'xxx', // 取得したシークレットアクセスキー
        ],
    ]);

    $input = 'AWS Bedrockさん こんにちは。お元気ですか?あなたはどんなサービスなのか詳しく教えてください。'; // ここを任意の内容にしてください
    $prompt = "\n\nHuman: {$input}\n\nAssistant:";
    $result = $bedrockRuntimeClient->invokeModel([
        'contentType' => 'application/json',
        'body' => json_encode([
            'prompt' => $prompt,
            'max_tokens_to_sample' => 1000,
            'stop_sequences' => ["\n\nHuman:"],
            //'temperature' => 0.1,
            //'top_p': float,
            //'top_k': float,
        ]),
        'modelId' => 'anthropic.claude-v2:1',
    ]);
    $response_body = json_decode($result['body']);
    $completion = $response_body->completion;

    return Response::json(['result' => $completion], 200);
} catch (Exception $e) {
    var_dump("Error: ({$e->getCode()}) - {$e->getMessage()}\n");;
}

すると、こんな感じで返ってきました。うまく行ったようです :smile:

{
    "result": " はい、こんにちは。AWS Bedrockと申します。\n\n私はAmazon Web Servicesが提供するサービスの1つで、ベースとなるインフラストラクチャの管理と運用を支援するサービスです。\n\n具体的には以下のような機能を提供しています。\n\n- AWSアカウントの作成と管理\n- アイデンティティやアクセス管理の設定\n- セキュリティ対策の基盤構築\n- コスト管理と利用状況の分析\n- リソースのプロビジョニングと設定の自動化\n\nつまりAWSの基盤となる部分をしっかり整備することで、上位のアプリケーションやワークロードをスムーズに構築・運用できる環境を提供するサービスです。\n\n複雑なインフラの管理から開発者を解放し、アプリそのものの開発に注力できるよう支援します。規模の拡大に合わせてインフラも柔軟に拡張できるのが特徴です。\n\n以上、簡単ではありますがAWS Bedrockの説明でした。ご不明な点があれば遠慮なく質問してください。"
}

おわりに

今回はBedrockを使ってLaravelからClaudeに対して質問を投げてみました。
LaravelからBedrockにリクエストしたい人たちに少しだけ役立てば幸いです:smile:

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