よく耳にするAWS関連のサービスや用語を簡単に説明していきます。
参考文献:AWS認定ソリューションアーキテクトーアソシエイト 教科書
##VPC
AWS上に独立したプライベートネットワーク空間を作成できるサービス
##サブネット
VPC内に構築するネットワークセグメントのこと。どのAZ(アベイラビリティーゾーン)に作成するか、プライベートサブネットかパブリックサブネットか選べる。
##IGW(Internet Gate Way)
VPC内のリソースからインターネットへアクセスするためのゲートウェイ。IGWをVPCにアタッチすることでVPC内からネットに接続できる。
##Elastic IP(EIP)
固定のグローバルIPアドレスを提供するサービス。
通常、EC2インスタンスを停止するとそれまで使用していたIPアドレスを保持することはできません。起動するたびにIPアドレスが変わるのは運用上手間がかかるため、EIPで固定IPアドレスを指定します。
##VPCエンドポイント
ルートテーブルに指定されたターゲットを追加することでS3やDynamoDBへアクセスする際に、インターネットを経由せずにAWS内のプライベート接続を実現することができます。
##セキュリティーグループ
EC2インスタンス単位で適用するファイヤーウォール機能(セキュリティー設定)です。EC2インスタンスに複数のセキュリティーグループ(複数のセキュリティールールの集合体)を適用可能。
##ネットワークACL
セキュリティーグループと似ているが、こちらはサブネット単位でセキュリティーグループを適用する。
##ELB(Elastic Load Balancing)
ロードバランシングサービス。下記3種類がある。
- CLB(Classic Load Balancing)
標準的なロードバランシング - ALB (Application Load Balancing)
CLBの機能に追加して、あらかじめ設定したパスのルーティングに従って振り分ける。そのため、アプリケーションサーバーのコンテンツベースで特定のサーバーへ処理を振り分けることができる。 - NLB (Network Load Balancing)
低レイテンシーで高スルートップを実現する。送信先のアドレスを保持するためレスポンスはクライアントへ直接返す。
ELBの主な特徴
- 高可用性| 複数のAZへ分散することができる
- 自動スケーリング
- セキュリティー機能| SSL複合の機能・セキュリティークループの設定
- ヘルスチェックとモニタリング| EC2が正常に動いているかチェックしてくれる
- 外部ELBと内部ELB
- クロスゾーン負荷分散| AZに登録された全てのインスタンスに対して均等にリクエストを分散する
- Auto Scaling| リソースの状況に合わせて、設定通りにEC2を自動でスケールアウト・インしてくれる
##Route53
可用性の高いDNSを提供するマネージドサービス。
####DNSとは・・・?
Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム) の略です。人間が読み取れるドメイン名 (example.co.jp や、www.example.comなど) を機械が読み取れる IP アドレス (192.0.2.44 など) に相互に変換してくれるシステムのことです。また、ドメイン名からIPアドレスを調べることを「名前解決」といいます。
参考:https://qiita.com/drafts/f60b553660b818a469b1/edit
##EC2
AWSga仮想サーバーを提供するサービスで、このサービスを利用して作成した仮想サーバーをEC2インスタンスと言います。
##S3
高耐久・大容量のオブジェクトストレージサービスです。S3はバケットと呼ばれる単位で作成します。
以下のような特徴・機能を備えています。
- 高耐久性| 三箇所のAZへ自動的に保存されるためデータの耐久性は99.999999999%!!!!
- 大容量ストレージ| 利用できる容量に実質制限はない
- バージョニング機能| オブジェクトの世代管理を提供してくれる
- 静的Webサイトホスティング機能| 簡易的なサイトであればサーバーを使わずにウェブサイトの公開も可能
- 暗号化(AESー256暗号化という暗号方式をとっている)
- アクセス制御(IAM・バケットポリシー・ACLからそれぞれアクセス制御ができる)
ストレージの形式には、以下のようなものが用意されている。
- スタンダード(デフォルト)
- 標準低頻度アクセス| 低コストだがデータ読み取りに対して課金されるため、バックアップ向き
- 1ゾーン低頻度アクセス|耐久性は下がるが安価
- 定冗長化ストレージ| 通常3箇所のAZを2箇所に減らしてコストを抑える。
- Amazon Glacier| アーカイブを目的としたストレージで、大容量のデータを安価に保管できるが、データアクセスには時間がかかる
- 署名付きURL| S3上のデータに一定時間だけアクセス可能とするURL発行機能
- ログ保管
- マルチパートアップロード
- クロスリージョンレプリケーション| 別リージョンにもオブジェクトを複製してさらなる耐久性向上
##EBS
永続化可能なブロックストレージサービスで、EC2インスタンスにアタッチすることで利用可能。
ブロックストレージとは、データを「ブロック」と呼ばれる細かい単位で分割して保管する方式。
以下のようなストレージタイプが用意されています。
- 汎用SSD(デフォルト)
SSDを安価に利用できる。SSDとはSolid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略で、HDDと同じように使えるメモリーチップタイプの記憶装置。 - プロビジョンドIOPS SSD(PIOPS : io1)
- スループット最適化HDD (st1)