「aibo ers-11x/210で遊ぶ Advent Calendar 2023」の20日目です。
ERS-210のバッテリーについて、Loïc POLLIERさんのレポジトリbattmonを参考に、一から勉強したメモをまとめています。
https://github.com/lpollier/battmon/tree/master
ERS-210のバッテリーの保護回路はGas gage ICとしてBQ2040が使用されています。
https://www.ti.com/lit/ds/symlink/bq2040.pdf?ts=1698077054205
仕様書を見ていたところ、バッテリー残量を表示するLEDの端子を見つけました。
今回はバッテリーのBQ2040にLEDをつけてLチカを試みました。これはリフィルや外部電源による電力供給がうまくいかなかったときにBQ2040の状態を確認するために行った検討でした。
警告
この記事について作者はいかなる責任も負いません。
バッテリーの分解、改造は非常に危険な行為です。
業務外の個人的な検討活動です。
LEDとスイッチの取り付け
仕様書の図面に従い、BQ2040のピン4-7それぞれにLEDを接続し、ピン10にスイッチを取り付けました。
動作確認
今回は保護回路付きの18650を2つ使用しました。
後日説明するトラップ回避作業をしながらフル充電した18650を取り付けスイッチを押したところ、一つだけLEDが早く点滅する「残量がない」という表示になりました。
この時点までバッテリーの保護回路がまったく動作しない状況が続いていたので、何らかの反応を得ることができたのは非常にうれしかったです。
ここからバッテリーが使用できるために必要な作業はbattmonにも書かれてあったのですが、その意味に気づくのにはかなり時間がかかりました。
その作業については、22日目のリフィルのページに続きます。
警告をもう一度
今回のAdvent Calenderでバッテリーセルの交換について考察しますが、非常に危険ですので知識と教養を深める目的で調べたことをまとめました。
十分な安全対策を講じなければ、実行することはお勧めできません。
重要なことなので、もう一度書きます。
警告
この記事について作者はいかなる責任も負いません。
バッテリーの分解、改造は非常に危険な行為です。