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JANコードを入れたら売価がわかるLINE Botをつくってみた

Last updated at Posted at 2024-01-13

私は某スーパーで働いている女性社員です。
現在の仕事は事務作業が多いのですが、パソコンに不慣れでエクセルなどの基本ツールのスキルすらありません。
今回が初めての投稿になり、読みにくい点もあるかと思いますが小売業の仕事の業務改善になるような記事を少しずつ掲載していきたいと思います。

売場で即、問題解決に!

店舗内の売場では商品の値札の紛失や現在価格の確認のため、お客様から値段の問い合わせを受けることがよくあります。値段を知るには店舗に数台しかないハンディ型の端末か事務所のパソコンに行って調べなければならず時間がかかります。

もし自分の手持ちのスマホですぐに売価がわかれば非常に便利です。

昨年開店した新店の従業員が私の担当している商品群の売価検索に、このLINE Botを使うことを想定して作成しました。

ツール

Make
LINE
Google Sheets(Google スプレッドシート)

制作手順

1.Google スプレッドシートの作成

普段使っているExelに必要なデータがそろっているので、こちらを活用するのが実践的と思い、使いたい部分をCopy&PasteしてGoogle スプレッドシートを作成しました。

スプレッドシートスクショ.png

2.Google スプレッドシートの作成

以下の参考記事を読んだ際に、Google スプレッドシートはMakeで使う際にAPI化する必要があるということを知りました。

Google スプレッドシートをAPI化するツールを検索して、実際にサイトに登録してみました。

手順としては「Google スプレッドシートのURLを貼り付るだけ」のようです。

しかしこのアプリでは無料で50行しか読み取ることができず、私の使おうとしたExelは278行あったので全然対応できないことがわかりました。
メモ程度で手軽に使うには便利かもしれません。

image.png

セキュリティの関係で認証されるまで大変でしたが・・・ また社内のネットワーク上でつくったGoogle スプレッドシートだったためセキュリティがかかってしまい、アプリの認証がスムーズにできませんでした。

image.png

結局新しいアカウントをつくりそのアドレスで認証してようやくAPI化ができました。
image.png
翌日になって続きをやろうとしたところ、会社パソコンで新しいアカウントを作成したためこのアカウントは無効ですとなってしまいました。


最終的には自宅のパソコンを使って、会社パソコンのアカウントを認証してして共有することでAPIの情報は使えることになりましたが、使える情報量が少なく、またAPIに不慣れなため扱いにくいこともありこのAPIを使うことは断念しました。


他の手段でGoogle スプレッドシートを活用でする方法がないか探すことにしました。

そして先輩のお知恵を拝借してもっと単純なツールがあることがわかりました!


3.Makeの中にあるGoogle Sheetsを直接使う。

image.png

Google Sheetsのモジュールを選択し、今回はJANコードを入力したら商品名と税抜売価を教えてくれるという形にしたいので、Search Rowsを選択します。

image.png

ここでGoogle内のGoogle スプレッドシートを使用してよいか許可を求められて了承すると、すぐに使うことができるようになります。
(こんなに簡単に使えるようになるなんて… 手動でAPI化しようと思った時は試行錯誤で2時間くらいかかりました:cry:

image.png


3.LINEと組み合わせる。

あとは簡単!LINEからWatch EventsSend a Reply Messageをそれぞれ選択して先程つくったGoogle Sheetsを間に挟み込んだら形は完成!

image.png

内容としてはこんな感じ

シートのどの列を検索したいかわかりやすく、使いやすかったです。

LINE Send a Reply Message
image.png
Google Sheets
image.png

LINEにJANコードを入力すると商品名と売価を教えてくれるLINE Botが完成しました!!

今回のLINE Botを作成してみた感想

Makeに初めて触ったということもありMakeにどんなモジュールがあって、どんなふうに活用できるかがなかなか理解できず苦戦しました。今回のLINE Botはとにかく手軽で実用重視でつくりました。

今回はGoogle スプレッドシートに指定の業者の単品のみを書き込んだため、想定している新店のみで使えるLINE Botですが、持ってるデータの全てを書き込み、フィルタをかけれるなど適切に制限がつけられれば「店舗」にとってもまた「業者」にとっても商品管理に役立つものができると思います。
さらに社内の商品管理システムを入力・変更したと同時にスプレッドシートに書き込めるようにできたらすごく有用なものになると思います。

今回は13桁のJANコード検索でしたが、画像認識で読み込めるようにする下5桁だけで検索できるようにするなど改良の余地はあるので、また改良したら投稿したいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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