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git-credential-managerを使用して複数のGitHubアカウントを使い分ける方法

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はじめに

開発者として、複数のGitHubアカウントを使い分ける必要がある場面に遭遇することがあります。例えば、個人用と仕事用のアカウントを使い分けたり、異なるプロジェクトで異なるアカウントを使用したりする場合です。この記事では、git-credential-managerを使用して、VSCodeのUIとターミナルから複数のGitHubアカウントを簡単に切り替える方法を紹介します。

前提条件

本記事は、以下の環境を前提とします。

  • macOS
  • Homebrew
  • Git
  • VSCode

手順

1. git-credential-managerのインストール

まず、Homebrewを使用してgit-credential-managerをインストールします。

brew install --cask git-credential-manager

2. グローバル設定の確認

現在のgit-credential-managerの設定を確認します。

git config --list | grep credential

出力例:

credential.helper=osxkeychain
credential.helper=
credential.helper=/usr/local/share/gcm-core/git-credential-manager
credential.https://dev.azure.com.usehttppath=true

3. デフォルトのGitHubアカウントの設定

グローバル設定で、デフォルトで使用するGitHubアカウントのユーザー名を設定します。

git config --global credential.https://github.com.username your_default_username

4. リポジトリごとの設定

異なるアカウントを使用したいリポジトリごとに、個別の設定を行います。

cd /path/to/your/repository
git config credential.https://github.com.username your_other_username

5. 設定の確認

設定が正しく適用されたか確認します。

グローバル設定:

git config --global credential.https://github.com.username

リポジトリ固有の設定:

cd /path/to/your/repository
git config credential.https://github.com.username

使用方法

設定完了後、各リポジトリでgit pushを実行すると、設定したユーザー名に基づいて適切なGitHubアカウントが使用されます。初回のプッシュ時にブラウザでの認証が要求されますが、認証情報は安全に保存され、以降の操作では自動的に使用されます。

注意点

  1. リポジトリごとの設定は、そのリポジトリのディレクトリ内で行う必要があります。
  2. 新しいリポジトリをクローンした場合は、必要に応じて個別の設定を行ってください。
  3. 認証に問題が発生した場合は、キーチェーンアクセスアプリで「github.com」に関連する既存の認証情報を削除し、再度プッシュを試みてください。

まとめ

git-credential-managerを使用することで、複数のGitHubアカウントを簡単に切り替えることができます。この方法により、個人用と仕事用のアカウントを使い分けたり、異なるプロジェクトで異なるアカウントを使用したりすることが容易になります。

この設定により、開発ワークフローがよりスムーズになり、アカウントの切り替えに伴う煩わしさを軽減できます。

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