はじめに
前職(研究開発)と現職(スマホアプリ開発)が割と対照的だったので比較。
あくまで私が経験したことなので、全ての会社がそうであるとは限らない。
前職 (研究開発)
大企業で画像認識の研究開発。
主な業務
・ニューラルネットワークを用いた画像学習/画像認識精度の評価/パラメータ調整。Visual Studio C++で社内独自のライブラリやツールを使用。データの受け渡しは外付けHDD。
・資料作り(精度評価・考察など/ExcelやPowerPointを使用)
その他業務
・朝礼
・研修(コンプラ/マナー/電話応対/特許関連)
・ポスター作成・発表
・社内昇格面接・資料作成
・飲み会取りまとめ
・社内イベント運営(出し物などの作成)
・上司と面談(隔週)
・課の会議(毎週)
・部の会議(毎月)
・輪講会(毎月)
・他にも色んなミーティング
良かった点
・長期休暇(年末年始/GW/お盆)が長かった。
・フレックスタイム制だったり、服装自由だったりと時代の変化に合わせた制度を取り入れていた。
悪かった点
・レガシーな開発環境だったり、社内独自のツールを使っていたりしたので、技術力の成長が見込めなかった。年配の方が多かったのが原因の一つかも。
・複雑なシステムだったので、他PCで環境構築するのに丸1日とられることもあった。
・資料作りやその他業務に時間を取られて、本業に割く時間が少なくなっていた。
・役割分担があやふやだった。
転職理由
モダンな環境で働いてスキルアップに繋げたかったため。
現職 (スマホアプリ開発)
ベンチャー企業でAndroidアプリ開発。
主な業務
・動作仕様/デザインデータを基に、レイアウト/動作/通信処理などの作成。Android StudioでKotlinを使用。Google/サードパーティ製のライブラリを使用。バージョン管理はGit。
その他業務
・週報
良かった点
・モダンな開発環境なので、作業効率が良い。
・Gitを使っているためバージョン管理が楽。
・その他業務がほぼ無く、資料作りの業務も無くなった(週報はテキスト形式なのですぐ終わる)ので、本業に集中できる。
・チャットツールでコミュニケーションを行うので、忙しい時に話しかけられない。
・エンジニアとPMの関係がフラット。
・個人でAndroidアプリの開発ができるスキルが身につく(個人アプリをGoogle Playにリリースできるようになる)。
悪かった点
・長期休暇(年末年始/GW/お盆)が短い。(有休は取れるので、長くしようと思えば自分で長くできる)
・フレックスタイム制ではなくなった。(出社時刻が前職よりも1時間遅くなったので不便はない)
表で比較してまとめた
大企業(研究開発) | ベンチャー企業(スマホアプリ開発) | |
---|---|---|
プログラミング言語/開発環境 | 古い | 新しい |
バージョン管理/データ受け渡し | HDDで手渡し | Git |
雑務 | 多い | 少ない |
残業 | 多い | ほぼない |
長期休暇 | 長い | 短い |
会社の知名度 | ある | ない |
おわりに
人によると思うが、私の場合は転職して正解だった。
ただ、前職は当時新卒だった私を雇ってくれて感謝しています。