はじめに
非エンジニアの友達が、Androidのカメラアプリの開発方法について教えて欲しいと言われ、レクチャーする機会を頂いた。指導者側になって、自分が指導する時に気をつけることについてまとめてみた。
指導する時に気をつけること
- スキル習得を目的とする
- スキル習得のプロセスを教える
- 生徒が考える&調べる時間を作る
- 事前準備は必要
スキル習得を目的とする
❌:システム完成
⭕:スキル習得
カメラアプリの開発はハードルが高すぎて、スキルが身についていない感じがした。なので、システムを完成させることではなく、まずはスキルを身に着けるために基礎を教えた方が良い。
スキル習得のプロセスを教える
❌:スキル自体を教える
⭕:スキル習得のプロセスを教える
システム開発スキルを身に着けることが目的ではあるが、1から10までスキルを教えるべきではない。それだと一生教師が必要になってくる。いずれ1人立ちをすることを考えると、スキルの身に着け方を教えるべきである。
例えば、エラーが出た時の対処方法だったり、新機能を追加した時の検索方法など。そうでないと、エラーが出たり新機能を追加したりする度に教師が必要になる。
考える&調べる時間を作る
❌:何でも質問してもらう
⭕:自分で考えたり調べたりしてもわからなかったら、質問してもらう
分からないことがあったら何でも質問してもらうようにしていたが、そうではなく生徒側が自分なりに考えたり、調べたりする時間を設けることをお勧めする。それでもわからなかったら質問してもらうようにする。
事前準備は必要
❌:何も準備せずに教える
⭕:大まかな流れをイメージ&自分も躓きそうな箇所は前もって準備
時と場合によると思うが、事前準備は必要である。どういった流れで教えていくのかを考えたり、こちら側でも躓きそうな箇所は前もって調べることをお勧めする。
感想
- 人に指導することの難しさを再確認できた。
- エンジニアと非エンジニアのギャップを感じた。
- エンジニアという職業を客観的に捉えることができた。