はじめに
Windowsが急に起動しなくなった場合の対処方法として、スタートアップから修復する方法が良く紹介されていますが、修復どころかWindowsの再インストールもできない場合はPCの物理的な故障が疑われます。
個人で修理する場合は物理的に故障している箇所を特定して部品を交換する作業が必要になりますが、WindowsをインストールしていたディスクがM.2規格のものだと取り出して確認するのも少々手間です。
このような場合、USBからブート可能なOSを用意するのも一つの手と思います。
USBブート可能なWindowsPEを使用して定番のCrystalDiskInfoから状態を
確認する方法は割とポピュラーらしく素晴らしい解説記事がたくさんあります。
今回はそのような記事を参考に作業したにもかかわらず、割とやらかしてしまいましたので
今後の戒めとして以下に残しておきます。
Windows ADKは忘れずにインストールしよう(1敗)
WindowsPE作成にはadksetup.exeとadkwinpesetup.exeが必要になるのですが、
WindowsPEの文字につられてadksetup.exeインストールせずに、スタートメニューに
Windows Kitsが作成されないと小一時間悩んでしまいました…
どちらも以下のリンクから取得できます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/adk-install
イメージ変更後はコミットを忘れないようにしよう(2敗)
WindowsPEにアプリケーションを追加する場合、WindowsPEのディスクイメージに
アプリケーションを追加後コミットする必要があります。
コミットを忘れてイメージをUSBに書き込みと、WindowsPEが起動したときに
何も追加されてない状態で???となりますので注意しましょう。
ファイルは見える…が必ず復旧できるわけではない(3敗)
なんやかんやありましたが、WindowsPEが起動してCrystalDiskInfoから
ディスクが破損していることが分かりました。
NG:NVM subsystem reliability has been degraded.
NG:Media has been placed in Read Only Mode.
ディスクにはアクセスできましたが、XCOPYでファイルをコピーしようとしたところ
アクセス拒否。見えるけど見えないもの。
これは失敗ではありませんが、故障を安易に考えてはダメだということで記載しております。
さいごに
何ごともちゃんと手順どおりにやりましょう。
思い込みダメぜったい。