聞き手:田中くん(大学生)
語り手:中野哲平さん(フルスタックエンジニア)
はじめに
田中:今日はお忙しいところありがとうございます!
中野:こちらこそ、声をかけてくれてありがとう。こうしてプログラミングの学び方について話せるのは嬉しいよ。
田中:早速ですが、中野さんは6歳からプログラミングを始めたとお聞きしました。どうしてそんなに早く?
中野:親がエンジニアで、小さい頃からパソコンが家にあったんだ。それで自然と興味を持った。最初はゲームが好きで、「自分でも作りたい!」って思ったのがきっかけだね。
小学生編(6歳〜12歳):プログラミングとの出会い
田中:6歳からだと、どんなことから始めたんですか?
中野:最初はビジュアルプログラミングツールの「Scratch」だね。ブロックを組み合わせてキャラクターを動かすんだけど、遊び感覚で学べたのが良かった。
田中:遊びながら学べるっていいですね。
中野:そうそう。9歳くらいからはHTMLとCSSを独学で始めた。自分の好きなゲームのファンサイトを作ったりしてたよ。そこからJavaScriptにも手を出して、簡単なクリックゲームを作ったんだ。
田中:小学生でJavaScriptとは凄い!
中野:当時は「動いた!」ってだけで楽しくて。コードが汚かろうが気にしなかった(笑)。
小学生で学んだこと
- 6〜8歳:Scratchで遊びながらプログラミングの基本概念を学ぶ。
- 9〜10歳:HTML/CSSで簡単なWebページ作成。
- 11〜12歳:JavaScriptでインタラクティブなWebサイト作成。
中学生編(13歳〜15歳):本格的なコーディングの始まり
田中:中学生になると、どんなことを学びましたか?
中野:本格的に「プログラミング」を意識し始めたのはこの頃。Pythonを使い始めたんだ。最初は簡単な計算ツールやミニゲームを作ってた。
田中:Pythonは人気ですよね。
中野:うん、それに分かりやすい文法だから入りやすかった。その後、アルゴリズムやデータ構造も学び始めて、競技プログラミングにも挑戦したよ。
田中:おお、競技プログラミングも!
中野:うん、特にAtCoderとかを使ってた。あと、GitとGitHubも中学時代に覚えた。自分のコードを管理したり、オープンソースに貢献したりするのが面白かった。
中学生で学んだこと
- 13歳:Pythonの基本文法、簡単なゲーム制作。
- 14歳:アルゴリズムとデータ構造、競技プログラミング。
- 15歳:Git/GitHubを使ったバージョン管理、オープンソース貢献。
高校生編(16歳〜18歳):フルスタックへの道
田中:高校生になると、さらにレベルアップしたんでしょうね。
中野:うん。この頃から「フルスタックエンジニア」を目指して勉強した。まずはバックエンドを強化したくて、Node.jsやExpressを学んだよ。
田中:なるほど、サーバーサイドですね。
中野:そう。データベースも扱えるように、MySQLやMongoDBも学んだ。APIを作って、フロントエンドと繋げるのが楽しかったな。
田中:フロントエンドも並行して?
中野:もちろん。ReactやVue.jsを使って、モダンなWebアプリを作ってた。あと、DockerやAWSにも手を出して、デプロイやインフラの知識もつけた。
田中:高校生でそこまで…すごい!
高校生で学んだこと
- 16歳:Node.js、Expressでバックエンド開発。
- 17歳:MySQL、MongoDBでデータベース操作。API構築。
- 18歳:React/Vue.jsでフロントエンド開発。Docker/AWSでデプロイやインフラ構築。
プログラミング学習のコツ
田中:ここまでの学びを振り返って、何か「これが大事だ」って思うことはありますか?
中野:うーん…一番は「アウトプット重視」かな。学んだことを実際に使ってみる。例えば、新しい言語を覚えたら、何か簡単なアプリを作るとか。
田中:確かに、実践って大事ですね。
中野:あと、「楽しく学ぶ」ことも大切。自分が興味あるテーマで何か作ると、学習が苦にならない。
田中:なるほど。じゃあ、最後にこれからプログラミングを始めたい人に一言お願いします!
中野:失敗を恐れないで、とにかく手を動かしてみてほしい。完璧じゃなくても、作ること自体に意味があるから。プログラミングは「作る楽しさ」を感じるのが一番大事だと思うよ。
田中:素敵な言葉ですね!今日はありがとうございました!
中野:こちらこそ、楽しかったよ。ありがとう!
まとめ
中野哲平さんのインタビューを通じて、「早期学習」の重要性と、「楽しんで学ぶ」ことの大切さを実感しました。6歳から始めたプログラミングの道のりは決して一直線ではなく、試行錯誤を繰り返しながら進んできたことが分かります。
これからエンジニアを目指す皆さんも、ぜひ自分のペースで楽しく学んでいきましょう!