概要
前回の記事はイーサネットの規格について説明をしました。
今回はイーサネットのアドレスについて説明していきます。
前回の記事は下記のものになります。
こちらの記事を読んでからの方が理解しやすいと思います。
是非、こちらも読んでみてください。
そもそもイーサネットって何?という方は下記の記事を読んでみてください。
ネットワークの基礎から学びたいという方には下記の記事から読んでみてください。
対象とする読者
- ネットワークの基礎から学びたい人
- 前回の記事を読んだ人
- これからIT業界で仕事をしようと考えている人
- CCNAの資格を取ろうとしている人
イーサネットのアドレス
MACアドレスはネットワークインターフェイスカードに割り当てられている固有の識別子で、
物理アドレスやハードウェアアドレスとも呼ばれています。
48ビット (6バイト)で、12桁の16進数を2桁ごとに「-」(ハイフン)or「:」(コロン)で
区切って表記されます。
前半の24ビットはNICのベンダーを識別するIDでOUIといい、IEEEが管理しています。
後半の24ビットは各ベンダーが独自に割り当てます。
割り当てる時は、ベンダー内で重複しないようにします。
そのため、前半の24ビットと後半の24ビットを合わせると、唯一のMACアドレスとなります。
例)
28:1A:8D:87:AE:02
「28:1A:8D」→OUI
「87:AE:02」→ベンダーが独自に割り当てるID
ユニキャストの通信を行う場合には、宛先のMACアドレスを指定しますが、
それ以外にもブロードキャスト用、マルチキャスト用に用意されたMACアドレスがあります。
アドレスの種類 | 説明 |
---|---|
ユニキャストアドレス | 単一の機器を識別するためのMACアドレス |
ブロードキャストアドレス | ネットワーク上のすべての機器を識別するためのMACアドレス |
マルチキャストアドレス | ネットワーク上の特定のグループを識別するためのMACアドレス |
ユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストがわからないという方は下記の記事をぜひ
確認してください。
図を用いて簡単にまとめています。
最後に
以上となります。
今回はイーサネットのアドレスについて説明しました。
次回も何かネットワーク関連について説明しようと思います。