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【ネットワーク】初心者のためのイーサネットの規格説明

Last updated at Posted at 2024-02-01

概要

前回の記事はイーサネットのMDIとMDI-Xについて説明をしました。
今回はイーサネットの規格について説明していきます。

前回の記事は下記のものになります。
こちらの記事を読んでからの方が理解しやすいと思います。
是非、こちらも読んでみてください。

対象とする読者

  • ネットワークの基礎から学びたい人
  • 前回の記事を読んだ人
  • これからIT業界で仕事をしようと考えている人
  • CCNAの資格を取ろうとしている人

イーサネットの規格

イーサネットは、最も利用されている規格です。
元はIntel、Xerox、DECによって開発され、IEEE802.3委員会によって標準化されました。
イーサネットは接続やアクセス制御の方式、ケーブルの伝送速度や距離などを規定しています。
ネットワーク技術の向上に合わせ、伝送速度の速い仕様が追加されてきています。
主なイーサネットの企画の例としては下記のものになります。

※伝送速度が100Mbpsの100BASE-TXをファストイーサネットと言います。
※伝送速度が1Gbpsの1000BASE-TXをギガビットイーサネットと言います。

規格 伝送速度 ケーブル 伝送距離
10BASE-2 10Mbps 同軸ケーブル 185メートル
10BASE-5 10Mbps 同軸ケーブル 500メートル
10BASE-T 10Mbps UTP、STP 100メートル
10BASE-F 10Mbps 光ファイバ 1000メートル/2000メートル
100BASE-TX/T2/T4 100Mbps UTP 100メートル
100BASE-F 100Mbps 光ファイバ 2000メートル/20キロメートル
1000BASE-T/TX 1Gbps UTP 100メートル
1000BASE-SX/LX 1Gbps 光ファイバ 550メートル/5000メートル
1000BASE-CX 1Gbps 同軸ケーブル 25メートル
10GBASE-T 10Gbps UTP 100メートル
10GBASE-LX4 10Gbps 光ファイバ 10キロメートル

LANケーブルのカテゴリ

LANに使われるUTPはカテゴリで分けられていて、カテゴリごとに対応するLANの規格が異なります。
例えば、下記のように100BASE-TXの場合はカテゴリ5以上のケーブルが利用可能となります。
LANの規格に対応するカテゴリのケーブルを選択する必要があります。

カテゴリ 対応する規格
カテゴリ5e 100BASE-TX、1000BASE-T
カテゴリ6 1000BASE-T、1000BASE-TX
カテゴリ6a 10GBASE-T
カテゴリ7 10GBASE-T

最後に

以上となります。
今回はイーサネットの規格について説明しました。
次回も何かネットワーク関連について説明しようと思います。

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