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【Laravel】マイグレーションで既存のカラムをnullableに変更する

Last updated at Posted at 2021-07-02

Migrationファイルを用いて、既存のテーブルのカラムにnullable属性を付与する方法を整理してメモ。

状況

  • 既存の申し込みフォームにおいて、必須項目だったものが任意入力項目になった。
  • DB(今回はMySQLを使用)のカラムはnullを許可しない設定になっていたため、このままではエラーになる。
  • そのため、当該カラムをMigrationを用いてnullableに変更したい。

まずは下準備

動作要件として、Laravel公式より..

カラムを変更する前に、composer.jsonファイルでdoctrine/dbalを確実に追加してください。Doctrine DBALライブラリーは現在のカラムの状態を決め、必要な調整を行うSQLクエリを生成するために、使用しています。

ということで、doctrine/dbalライブラリーを導入しておきます。
(すでに導入してあればcomposer.lockなどを確認しておけばOK)

$ composer require doctrine/dbal

Migrationファイルの作成

ではさっそくMigrationファイルを作成していきます。
今回の例ではcustomersというテーブルのcompany_nameカラムをnullableに変更していきます。

$ php artisan make:migration change_company_name_to_nullable --table=customers

こんな感じで作成。(名前はもうちょっと良い感じにできるかもですが)

upメソッドの記述

マイグレーションファイルを作成したら、まずはup()メソッドにスキーマを記述していきます。

xxx_change_company_name_to_nullable.php
public function up()
{
    Schema::table('customers', function (Blueprint $table) {
        $table->string('company_name')->nullable(true)->change();
    });
}

こんな感じで記述します。
まず、string('カラム名')の部分は既存のカラム名とデータ型に合わせます。
そしてnullable()で引数にtrueを指定し、change()とすると既存のカラムを変更できます。
(この引数のtrueは省略できるかもしれないけど明示的にtrueと指定すると分かりやすいと思います)

downメソッドの記述

次に、rollbackで必要なdownメソッドも記述していきます。

xxx_change_company_name_to_nullable.php
public function down()
{
    Schema::table('customers', function (Blueprint $table) {
        $table->string('company_name')->nullable(false)->change();
    });
}

内容はupメソッドとほとんど同じですが、こちらはnullable()の引数はfalseとします。
(引数を省略するとrollback実行してもnullableになったまま戻らないので留意)

Migrate実行

あとは説明不要で、普通に

$ php artisan migrate

を実行すればOKです。
これでクライアントツールやターミナルで、指定のカラムがnullableになっていることが確認できると思います。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました〜。

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