2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AtCoderは競技じゃない、実践教材だ。

Posted at

Pythonを勉強していて「文法は一通りわかったけど、次に何をすればいいのか分からない」と感じたことはありませんか?

そんなときにおすすめしたいのが、AtCoderという競技プログラミングサイトです。

「え、競技プログラミング?ハードル高そう…」と思うかもしれませんが、実はAtCoderは、Pythonの練習教材としても非常に優れています。

理由はシンプルです:

  • 小さな問題単位で練習できる
  • 自動で答え合わせしてくれる
  • 実行時間やメモリ制限があるので、効率的な書き方を意識できる
  • 入力・出力、条件分岐、ループ、配列など、基本構文の実践的な使い方が自然と身につく

何より、「動くコードを書く → 実行する → 結果が返る → うまくいった!」というフィードバックループが楽しく、自然と継続できます。

AtCoderとは

AtCoder(アットコーダー)は、プログラミング問題を解くためのオンラインジャッジサイトです。日本発のサービスで、競技プログラミングの大会も定期的に開催されています。

特徴は以下の通りです:

  • 毎週末に定期コンテスト(ABCなど)が開催されている
  • 過去問が豊富で、いつでも挑戦できる
  • Pythonを含む複数のプログラミング言語に対応
  • 問題を提出すると、その場で自動採点される(AC/WAなど)

AtCoderは“競技プログラミング”の場として知られていますが、実はプログラミング初心者にとっても非常に良い練習環境です。

どのようにAtCoderを教材として使うか

ステップ①:APG4b Pythonで一通りの文法を実践的に学ぶ

AtCoderには「APG4b(Aizu Programming Guide for Beginners)」という、Pythonを使って基本文法を実践的に学べる教材が用意されています。

👉 APG4b Python版

この教材の特徴:

  • 実際にコードを入力して、実行・提出ができる
  • 1問ごとにテーマが分かれていて、文法の理解を深めやすい
  • print()、リスト、条件分岐、ループなど、AtCoderでよく使う構文に特化している

AtCoderの問題に取り組む前に、このAPG4bで手を動かしておくと、「読むだけの学習」から「書ける学習」への橋渡しがスムーズにできます。

特に以下のようなセクションは、初心者にとって非常に役立ちます:

  • EX3: 整数と文字列
  • EX6: if文と条件分岐
  • EX7: for文
  • EX11: リストの操作

このあたりを一通りやってからABCの過去問に進むのがオススメです。


ステップ②:AtCoderに登録し、過去問にチャレンジする

まずは AtCoder に登録しましょう。登録は無料で、すぐに問題を解き始めることができます。

初心者におすすめなのは、ABC(AtCoder Beginner Contest)の過去問です。

特に次のような問題から始めると、無理なく実力を伸ばせます:

  • ABC081A – Placing Marbles
  • ABC086A – Product
  • ABC083B – Some Sums

これらは入力と出力の練習にちょうど良く、短いコードで解けるので達成感も得やすいです。


ステップ③:提出して、即時フィードバックをもらう

コードが書けたら「提出」ボタンを押すと、即座に「AC(正解)」や「WA(不正解)」などの判定が返ってきます。

これは、普通の学習教材にはない大きなメリットです。

  • 成功すれば自信になる
  • 失敗してもテストケースのおかげで改善点が分かる

学習効率が非常に高く、モチベーションも維持しやすいです。

おわりに

Pythonの文法を一通り学んだあと、「次は何をすればいいんだろう?」という壁にぶつかる人は少なくありません。そんなとき、AtCoderはまさに“実践の場”としてぴったりの教材になります。

  • 文法の復習になる
  • 自動採点でフィードバックが得られる
  • シンプルな問題から段階的にレベルアップできる

特に「APG4b」から始めて、ABCの過去問を少しずつ解いていけば、自然とPythonの書き方や考え方が身についていきます。

「競プロだから難しそう」と思わずに、まずは1問だけでもチャレンジしてみてください。**“コードを書いて動かす楽しさ”**を実感できるはずです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?