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phpのアロー演算子(->)が意味わからん。

Last updated at Posted at 2024-01-31

今回は毎回わからなくて困っていたアロー演算子について説明していこうと思います。
過去の記録を遡ってみるとアロー演算子がわからなくて調べるのは3回目でした。
図にもしてみたのでわかりやすくなっているかと思います。

アロー演算子を一言で表すと

クラスの関数(メソッド)や変数(プロパティ)を使うためのツール
です。

これから具体的に説明していきます。

クラスとは

関数(メソッド)や変数(プロパティ)を持つオブジェクトの雛形です。
オブジェクト指向とは??ということについてはこちらの記事が参考になります。

クラスのコードの例は以下の通りです。

class クラス名{

    public $プロパティA = "プロパティA";
    public $プロパティB = "プロパティB";

    public function メソッド名(){
        //処理内容
    }
}

例えば"表紙の色"と"ページ数"を決めてノートを作る例を考えてみましょう。
その場合上記のコードは以下のように書くことができます。

//ノートの設計図クラスnotebook
class notebook{

    //ノートの表紙の色、初期値は青色
    public $color = "青色";
    //ノートのページ数、初期値は50
    public $pages = "50";

    //ノートを作成するメソッドcreate
    public function create(){
        echo "このノートの表紙は" . $this->color . "で" . $this->pages . "ページあります。";
    }
}

この時createでは$this->colorと記述することで、クラス内のプロパティであるcolorの内容を呼び出しています。

インスタンスを作る

先ほど作った設計図(クラス)を元に実体(インスタンス)を作っていきます。

オブジェクトとインスタンス

オブジェクト:さまざまな実体の総称
インスタンス:クラスを元に作成したオブジェクトの実体のこと

引用:インスタンスとオブジェクトの違い - ITを分かりやすく解説

インスタンスを作るには以下のように記述します。

$インスタンス名 = new クラス名();

//notebookクラスのインスタンスを作成
$mynotebook = new notebook();

関数を呼び出してみる

ではアロー演算子を使ってクラスnotebookの機能を使ってみます。

//関数createの呼び出し
$mynotebook -> create();

呼び出すと、「このノートの表紙は青色で50ページあります。」と出力されます。

image.png

変数を呼び出してみる

ではnotebookの変数を呼び出し、表紙の色やページを自分好みに変えてみます。

//表紙を黄色にする
$mynotebook -> color = "黄色";
//30ページにする
$mynotebook -> pages = "30";
//関数createの呼び出し
$mynotebook -> create();

以上の場合「このノートの表紙は黄色で30ページあります。」と出力されます。
image.png

まとめ

これまでのやったことを図にまとめると以下のようになります。
(文字が読みにくかったら申し訳ありません。)

スクリーンショット 2024-01-24 17.27.26.png

少しでも理解していただけると幸いです。
読んでいただきありがとうございました。

参考・引用

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