私はチームに入ってから1年程度で5つの案件に関わってきました。
新しい案件にアサインされると、環境やプロジェクトの内容が変わるため、最初は戸惑うことも多くストレスに感じることもあるでしょう。
その中でも迅速に適応し、成果を出せる人は、どの職場でも高く評価されますしストレスを感じる時間も短くなると考えられます。
この記事では、アサインされた案件でいち早く戦力になるためのコツを紹介します。
情報収集をする
新しいプロジェクトでは、情報が命です。
以下の方法で効率的に情報収集を行いましょう。
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プロジェクトのドキュメントを確認
仕様書、過去のレポート、会議の議事録など、プロジェクトに関連するドキュメントを丁寧に読み込みます。 -
プロジェクトメンバーと話す
プロジェクトの主要なメンバーや顧客と話をして、背景情報や期待される成果を確認します。 -
過去の成果物のレビュー
これまでの成果物やコードを確認して、どのような基準で作業が行われているのかを理解します。
私はドキュメントの確認に一番時間をかけています。
私の所属するチームでは、報告やメモのために各個人用のSlackチャンネルを用意し、全社員が閲覧可能にしています。
そのため、ドキュメントだけではなく同じような作業をしている人のslackの案件のスレッドを覗くことで情報を収集することもあります。
関連する技術の学習をする
新しい技術やツールを使用する場合、自己学習が不可欠です。
新たな言語だけではなくメソッドなどもこの対象です。
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オンラインリソースを活用する
UdemyやCourseraなどのオンラインプラットフォームで、関連するコースを受講します。 -
書籍やドキュメントを読む
関連する書籍や公式ドキュメントを読み、知識を深めます。
活用するリソースも大切ですが、ここで重要なのは自分のわかっていない点を明確にすることであると考えています。
例えばrailsの案件に参画したばかりの私の話をしましょう。
以下のようなコードの処理を書き換えたかったのですが動きがいまいち理解できず困っていました。
restructured_data.map do |category, subcategories|
characters = subcategories.map do |subcategory, point|
detail = I18n.t("attributes.#{subcategory}.detail")
equation = TRAIT_METRICS[subcategory][:equation]
{
title: subcategory,
category_text: I18n.t("attributes.#{subcategory}.category"),
text_detail: I18n.t("attributes.#{subcategory}.detail"),
description: detail,
score: point.round,
key_traits: equation.keys.map { |key| I18n.t("core_traits.#{key}.name") }
}
end
end
以下が「いまいち理解できていない」事象を分解した私のメモです。
charactersに何が入っているのか把握できていない
- subcategoriesとはどんなデータか理解できてない
- .mapのイメージが自分の中で構築できていない
このように事象に対してこの事象がわからないのはなぜ?という問いを繰り返すとどこが理解できていないのか明確になってくると思います。
分解したことを元にドキュメントなどで理解をします。
点を集めると線になるようにコードも部分部分を理解していくことで全体像がわかってくるようになると思います。
積極的なコミュニケーションを図る
チームメンバーとのコミュニケーションは、迅速な適応に欠かせません。
情報によっては人に聞く方が早いこともあるので、相談しやすい関係を構築しておくと良いです。
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定期的なミーティングに参加
定期的にチームミーティングに参加し、最新の情報を共有します。 -
フィードバックを求める
自分の作業に対するフィードバックを積極的に求め、改善点をすぐに取り入れます。
若手であり、まだまだ知識不足なため他の企業の方とのミーティングなどに参加することはまだありません。
同じ案件内の先輩からコードに対するフィードバックをいただくことはあります。
また、対面で会った際には日常のたわいもない会話をするなどしてコミュニケーションをとり、関係構築をするようにしています。
最後に
これまで述べてきたことに通じることは「積極的な姿勢」だと考えています。
人は一生懸命に頑張る人を助けたり、応援したいと思う生き物だと思っています。
積極的な姿勢で仕事に取り組むことで周りの人に助けてもらいながら一日でも早く戦力になれると思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。