この記事は「Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2019」の12月18日の記事として書かれています。
本記事の狙い
Oracle Cloud Developer Imageとは、Oracle Cloud Infrastructureにて利用が可能な、Oracle Database関連の開発ツールが一通りプリインストールされている環境です。どのようなツールが梱包されているかは、@shakiyamさんの記事をご参照ください。本記事アップ時点では2019年11月版となり、一部のツールのバージョンが上がっています。
本記事では、本イメージをCopmpute Cloud Serviceにて実際に使えるようにするチュートリアルを紹介いたします。
なお、Oracle Cloudにて公開されているカスタムイメージを入手できるマーケットプレイスは、残念ながらAlways Freeでは利用できません。月額無償枠か有償でのご利用が必要です。
Computeインスタンスの作成
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Oracle Cloud Infrastructureのクラウドコンソール画面の左上のハンバーガーメニューから「マーケットプレイス」を選択します。
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マーケットプレイスの画面左のフィルタから、タイプは「イメージ」を、公開者は「Oracle」を、カテゴリから「Developer Tools」を選択して表示を絞り込むと、最上段に「Oracle Cloud Developer Image」が表示されますので、これを選択します。フィルタ結果が増えて価格まで絞り込む必要が出てきた場合は「無料」を選択してください。
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Oracle Cloud Developer Imageの説明画面の右上から、作成先コンパートメント名を選択し、標準利用規約と制限(Oracle Standard Terms and Restrictions)をチェックし、インスタンスの起動ボタンをクリックしてCompute Serviceのインスタンスの作成を開始します。
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Computeのインスタンスを作成します。下記画面のように、すでにOracle Cloud Developer Imageが選択されている状態となっています。他の事項は通常のComputeインスタンスのように、シェイプやVCNなどを設定していってください。
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4で作成が完了したら、sshで接続して開発を始められます。実インスタンス画面を確認すると、下図右下のように、Oracle Cloud Developer Imageを使用して作成されたことが分かるようになっています。
追加設定
ソフトウェアは一通りインストールされてはいますが、実際に利用される際に新規導入が必要だったり、インストール済みのものでも追加設定が必要なものがあります。Compute Cloudに関しては[Oracle Cloud] OCI IaaS関連情報まとめや[Oracle Cloud] OCI Database(DBaaS)関連情報まとめ(リンク集)の記事がリンク集として非常に参考になると思います。