基本知識関連
GAS (Google Apps Script) について何も知らなかった私が簡単な開発を通してポイントだなと思った点を挙げております。
1. GAS の "スプレッドシート" と "シート" という概念
スプレッドシート" と "シート" という概念があるが別物
- 「スプレッドシート(Spreadsheet)」 == 「Excel における"ブック"」
- 「シート(Sheet)」 == 「Excel における"シート"」
- 私はこの点を把握していなかったため、
.getActiveSpreadsheet()のようなメソッドと出会った時に「対象がファイル自体なのかシートなのか」が混乱しました
2. Webアプリを公開(デプロイ)できる
こちらの資料が画像が多く分かりやすいです
- 「GAS でフロントサイド＆バックサイドを実装」「スプレッドシートを DB」として１つの Web アプリとして公開可能
実行にあたって処理時間やリクエスト数に制限がある
- Google Workspace の有料版であっても無料版であっても制限あり
https://developers.google.com/apps-script/guides/services/quotas?hl=ja
3. 一般的なフロント言語を使用する & フレームワークは不要
Apps Script を使えば、HTML、CSS、JavaScript を使って開発を行えます。独自のフレームワークの知識を新たに身に付ける必要はありません。
( Google Workspace より引用)
- 上記の通り、HTML・CSS(Bootstrap)・JavaScript という誰でもある程度は知っているであろう言語で開発可能
- デザイン面については"Bootstrap"が使用可能
- ある程度は web アプリのデザインを工夫可能
- 当然一部は GAS 特有のメソッドなどは存在するが構文は先述の言語と同じ
- デザイン面については"Bootstrap"が使用可能
4. 開発は基本ブラウザ上で行う
-
こちらの紹介にあるように、ブラウザ上のエディタで開発を進めていく
- ローカルに環境構築して開発を進めることも可能
- 開発に際して Chrome の拡張機能に Google Apps Script GitHub アシスタント のような GitHub 連携まで完備されており開発周りも整っている
所感
- HTML・CSS・JavaScript なので特段難しい言語を要求されていないのが凄いと感じた
- 開発をサクッっと始められる点は凄く魅力的
- 開発を進めてみて「これブラウザなんだから拡張機能で開発を補助するような拡張機能があったら完璧では？」と考えていた中で本当にそういった拡張機能がサポートされていることに驚いた
- 実質フロントサイドもバックサイドも JavaScript が関わっている点から最近の流行りにあっていると感じた
関連資料