8
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

[Rails]フラッシュメッセージとエラーメッセージ違いと実装方法

Posted at

フラッシュメッセージとエラーメッセージの違いわかりますか?

最初は同じメッセージって名前だし、よく「どっちのメッセージだっけ?」となっていましたw

今回はよく似たメッセージのフラッシュメッセージとエラーメッセージの違いと実装方法を解説していきます。

#開発環境

ruby 2.6.3
Rails 5.2.6

#結論

結論からいきます!

##フラッシュメッセージ
Webサービス側の処理が行われた際に、その処理の結果をユーザーにわかるようにメッセージとして表示させるものです。

投稿の保存、編集、削除など行われたかどうか、不安になるので、メッセージとして表示させます。

##エラーメッセージ
バリデーションによるエラーをメッセージとして表示させるものです。

通常、投稿の保存、編集がバリデーションに引っかかったときは、エラーも出ず、保存もされない状態でrenderされます。
ユーザーは、なぜ保存されていないのかがわからないので、エラーメッセージを表示することで、どこが間違っているかをわかるようにします。

#フラッシュメッセージの実装

フラッシュメッセージは基本的には、コントローラーの処理が完了したときに表示するものなので、コントローラーでどんなメッセージを表示するかを記述していきます。

実装方法は超かんたんなので、さくっとやっていきましょう!

##コントローラー

投稿の処理を例にしていきます。
投稿が保存されたときに「投稿に成功しました」
投稿を削除したときに「投稿を削除しました」

まずは保存されたとき

controllers/posts_controller.rb
def create
  @post = Post.new(post_params)
  @post.user_id = current_user.id
  if @post.save
    # リダイレクトと同時に'投稿に成功しました'を表示
    redirect_to posts_path, notice: '投稿に成功しました'
  else
    render :new
  end
end

次に削除されたとき

controllers/posts_controller.rb
def destroy
  @post = Post.find(params[:id])
  @post.destroy
  # リダイレクトと同時に'投稿を削除しました'を表示
  redirect_to posts_path, alert: '投稿を削除しました'
end

このように
リダイレクト先 notice: 表示するメッセージ
リダイレクト先 alert: 表示するメッセージ
でフラッシュメッセージを表示できます。

ただこれは、省略した形で

省略前
if @post.save
  flash[:notice] = '投稿を削除しました'
  redirect_to posts_path

と同じです。

##ビュー

コントローラーで記述した
notice: 表示するメッセージ
alert: 表示するメッセージ
は、省略してない形でわかるように、noticeやalertに表示したいメッセージを代入しています。

それが処理が完了したときにビューに値として渡されるので、それを受け取って表示します。

views/layouts/application.html.erbは、できるだけすっきりさせたいので、今回は部分テンプレートを使用。

views/layouts/application.html.erb
:
<main>
  <%= render 'layouts/flash' %>
  <%= yield %>
</main>
:

mainタグ内の<%= yield %>の上にフラッシュメッセージを記述。

views/layouts/_flash.html.erb
<% if flash[:notice] %>
  <p class="alert alert-success"><%= notice %></p>
<% elsif flash[:alert] %>
  <p class="alert alert-danger"><%= alert %></p>
<% end %>

ここで、Bootstrapを使ってnoticeとalertで表示する色を変えています。
こうすることで、ユーザーにとってもわかりやすくなります。

これだけで、フラッシュメッセージの実装ができました。

#エラーメッセージの実装

次にエラーメッセージの実装をしていきます。

バリデーションによるエラーを表示するものなので、バリデーションの実装がまだの方はこちらを参考にしてください。
[Rails]よく使うバリデーションまとめ

##コントローラー

投稿の処理を例にしていきます。
投稿のモデルで空白で保存できないようにバリデーションをかけていた場合、正常に保存できるパターンと空白でデータを入力してしまい、保存できないパターンがあるので、if文を使って条件分岐していきます。

controllers/posts_controller.rb
:
def create
  @post = Post.new(post_params)
  @post.user_id = current_user.id
  if @post.save
    # 正常に保存ができたときの処理
    redirect_to posts_path, notice: '投稿に成功しました'
  else
    # バリデーションに引っかかったときの処理
    render :new
  end
end
:

##ビュー

エラーメッセージは、いろんなモデルで共通のものを使用するので、部分テンプレートにして使っていきます。
いろんなモデルで使いたいので、変数名はモデルにしておいてください。

views/layouts/_error_messages.html.erb
<% if model.errors.any? %>
  <div class="alert alert-danger">
    <ul class="list-unstyled">
      <h5><%= model.errors.count %>件のエラー</h5>
      <% model.errors.full_messages.each do |message| %>
        <li><%= message %></li>
      <% end %>
    </ul>
  </div>
<% end %>

ここで、1つの疑問がでてきます。
「部分テンプレートにしたら、いろんなモデルの変数を渡すのに楽な方法ないの?」
と思ったはずです。

楽な方法あります!

ズバリf.objectです!
それなに?って感じですよね。
こんな特徴もってます

####特徴

  • form_withやform_forなどのオプション
  • form内で使うことで、モデルオブジェクトを呼び出す事ができる
  • 同じコードを流用するときに、変数を変える必要が無くなる

まあ「エラーメッセージとかのときは、便利なんだね」ぐらいに思ってもらえたらいいですw

1つ注意点としては、formのオプションなので、フォーム内に部分テンプレートを記述してください。

views/posts/new.html.erb
<h1>画像投稿フォーム</h1>
<%= form_with model: @post, local:true do |f| %>
  <!--エラーメッセージはform内に記述-->
  <!--変数modelにf.objectを渡す-->
  <%= render 'layouts/error_messages', model: f.object %>
  <h4>画像</h4>
  <%= f.attachment_field :image %>
  <h4>内容</h4>
  <%= f.text_field :content %>
  <%= f.submit '投稿' %>
<% end %>

これで、エラーメッセージが実装できました。

#まとめ

####フラッシュメッセージとエラーメッセージ違い
フラッシュメッセージ

Webサービス側の処理が行われた際に、その処理の結果をユーザーにわかるようにメッセージとして表示させるもの

エラーメッセージ

バリデーションによるエラーをメッセージとして表示させるもの

####フラッシュメッセージの実装

  • コントローラーに表示したいフラッシュメッセージを記載
  • ビューで値を受け取って表示させる

####エラーメッセージの実装

  • コントローラーで条件分岐をつくる
  • エラーメッセージを部分テンプレート化
  • f.objectを使っていろんなモデルで流用

と今回は実装はかんたんでしたが、情報が多くなってしまいました。

フラッシュメッセージとエラーメッセージは、ユーザーにとってわかりやすいものになるので、実装箇所は多くなってしまいますが、積極的に実装していきましょう。

フラッシュメッセージとエラーメッセージがまた混同したら当記事を参考にしてください。

最後まで見ていただきありがとうございました。

8
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?