はじめに
iPhone5 から iPhone14 で使われているライトニング(Lightning)ケーブルを自作するときに使うライトニング プラグの Pinout(ピン配置図)をまとめておく。

ライトニングプラグには、8ピン2段の素のプラグ(上記写真)と、下記写真のようにICチップを搭載したUSB2.0対応プラグの2タイプが流通している。
アリエクとかで安く入手できるが、国内であれば、aitendoさんから購入できる。
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プラグ単体(執筆時点、2個入で税込み110円)
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USB2.0対応プラグ(執筆時点、5個入で税込み99円)
(売り尽くし(セール?)のためか、USB2.0対応プラグの方が安い)
アリエクでは、9V 2A 20W PD充電に対応したプラグも入手できるようです。
- 20W PD充電対応プラグ(執筆時点、aitendoさん取扱無し)
Pinout
ソケット側は両面に8ピンの端子がある。これは、ソケットに挿すときの向き、表・裏のどちらにも対応するためである。詳細はWikipedia参照。
ケーブル側(USB2.0対応プラグ)
写真に示すとおり、ケーブル側は、電源+(Vbus)、-(Gnd)、USB信号のD+、D-、およびシールド線の構成。
注意
VBUS、GND をケーブルにつなげ、ケーブルをUSB充電器やPCのUSBポートに挿すだけでは、ソケット側のPower(Pin5)端子には電源は出力されませんでした。ICチップが搭載されているため、負荷を与えないと通電しないようです。
搭載チップ詳細
搭載してるICチップは、6pのC1
と3pのG1816
。
ググると、G1816は「Pチャネル型MOSFET」のようだが、C1はよく分からない。しかし、aitendoさん情報によると、X10というiPhone向けのデータ送信、充電機能のICとのこと。


ライトニング ソケット
ソケットもaitendoさんから購入できるが、1個税込165円と、プラグに比べて割高。

おわりに
iPhoneもUSB-Cに移行することもあり、いずれ Lightning は姿を消していくであろうが、ここに残しておきます。
以上