はじめに
前回、↓こちらの記事で CH552マイコンを使ったUSB直挿しボードを紹介した。
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この基板の素材は、一般的なFR-4で、厚みが 1.6ミリである。
一方、USB-Aは、USB規格にて 2.2ミリとなっていて、この基板は若干薄い。このため、接触不良を起こす場合があるので、そこの工夫が必要。
JLCPCBでは2.2ミリ厚のFR-4を選択できないため、USB-A と USB-C のプラグを備えたボードを追加で制作した。
基本的にはプラグを付けただけだが、せっかくなので、裏面にSPIのパッドも追加した。
USB-A プラグ版
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USB-C プラグ版
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比べてみる
基板の右側パターンはどれも同じ。左側にプラグをハンダ付けするパターンがくる。プラグをつけるとどうしても大きくなってしまう。特にUSB-Aはデカイ。


USB-Cプラグ版は、CC信号をプルダウンする5.1KΩのR2を追加している。
USB-Cプラグ(オス)より、USB-Cレセプタ(メス)版の方が使いやすかったかも??
おわりに
今回はパネライズせず、単体で20枚づつ作成した。費用は2種類合計40枚送料入れてUS$12.51
。注文時のレートは過去一の円安だったが、1枚当たりたったの50円。注文してから1週間ちょっとで受けとれるので、お手軽にPCBを制作できる。
パネライズはオプション費用がUS$5
ほど追加され、制作枚数が多い場合は割安になるが、30枚程度ならパネライズしない方が安いこともある。注文時によく確認しよう。