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Raspberry Pi 3 Model B+にWireless&HeadlessでLinuxをインストールする。

Last updated at Posted at 2019-01-14

きっかけ

Raspberry Pi 3 Model B+を遊ぼうとしたけどデスクトップ周りは既にWireless化されていてLANポートなんて無いし、ルーターまで行けばLANポートはあるけどモニタがありません。というかルーターの周りには空調設備が無いので、設定している最中に寒さで凍え死んでしまいます。

ということで、RaspberryPiに繋がる線は電源のみというWireless&Headlessな環境でRaspberry Pi 3 Model B+をインストールする事になりました。

必要なもの

RaspberryPi3B+
Windows10PC
OSイメージRaspbian Stretch Lite
OSイメージをSDカードに書き込むソフトetcher portable
PING打ってMACアドレスを調べるソフトNetEnum
SSHで接続するソフトRLogin

手順

OSのインストール

OSイメージの書き込み

HeadlessなのでOSイメージはLiteを選択しましょう。
etcher portableを起動してOSイメージ2018-11-13-raspbian-stretch-lite.imgを選択し、SDカードを選択し、Flash!で書き込みを行います。
キャプチャsel.PNG

OSインストーラーの設定

sshwpa_supplicant.confの2つのファイルをboot直下に作ります。
キャプチャ3.PNG

Headless:SSH接続を許可

SDカードのインストーラー領域にsshという名前の空ファイルを作ります。

Wireless:無線LAN接続を許可

SDカードのインストーラー領域にwpa_supplicant.confという名前のファイルを作ります。
ファイルの中身は無線LANのSSIDがSSID_nomap、SSIDのパスワードがSSIDpasswordの場合は以下のようになります。

wpa_supplicant.conf
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1

network={
  ssid="SSID_nomap"
  psk="SSIDpassword"
  scan_ssid=1
}

アクセスポイントのSSID確認と設定

繋ぎたい無線LANのSSIDを確認して、ステルスモードを解除しておきます。(BaffaloだとANY接続?を許可するみたいな設定)
scan_ssid=1にするとステルスのままで大丈夫なはずですが、インストール時には失敗することがあるのでステルス解除しておきましょう。
DHCPを使って居ない場合はDHCPを有効にしておきます。これも初回時にIP固定する方法がないためです。

RaspberryPi電源投入

SDカードをPCから取り出しRaspberryPiに差し込んだ後、RaspberryPiに電源を投入します。
そうするとPWRランプが赤・ACTランプが緑に光り、数分するとACTランプが消える事でインストール完了の合図となります。
初回はインストーラーが走るので時間が掛かりますが、2回目からは数秒で終わります。

SSHによる接続

接続先IPを検索

Windows10でもmDNSが使えると聞いたのですが使えなかったので、このような形で検索します。

NetEnumを起動してメニューの検索を選び、DHCPのIP範囲を指定して検索ボタンを押します。
キャプチャNetEnum.PNG
ベンダー名にRaspberry Pi Foundationと出るので、それが目的のIPアドレスになります。
今回は10.98.78.140です。

SSHで接続

RLoginを起動してファイル(F)>サーバに接続(N)>新規(N)をクリックして設定します。
キャプチャ4.PNG
エントリーコメントにraspberrypi
プロトコルにssh
ServerAddressに先ほど調べた10.98.78.140
UserNameはpi
Passwordはraspberryに設定して、OK&'OK'をクリックします。
下のような画面が出たら成功となります。
キャプチャ5.PNG

パスワード変更

上の画面で"piユーザーのパスワードを変えろ"と言われていますので変えます。
RLoginの画面で下のコマンドを打つと

$ sudo raspi-config

下の画面が出るので、1番を選んでパスワードを変更します。
キャプチャ6.PNG
パスワードを変更したらRLoginのパスワードも忘れずに変更しておきましょう。

他に設定しておいた方が良いと思うのは4.Locationと8.updateくらいでしょうか。
どうせ近いうちにAnsibleとかで設定するようになると思いますのであまり深く入らなくてもよいと思います。

IPアドレス固定化

RLoginで以下のコマンド打ってファイルを編集します。

$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf

ファイルの最後に以下の設定を加えてIPアドレスを固定化します。
次回からはRaspberryPiへの接続アドレスが10.98.78.5になるのでRLoginのServerAddressも変更しておきましょう。

/etc/dhcpcd.conf
interface wlan0
static ip_address=10.98.78.5/24
static routers=10.98.78.1
static domain_name_servers=10.98.78.1

おしまい。

これで最低限のインストール作業は終わりです。
電源1本で完結するのは本当に手軽になりました。

Enjoy Raspberry Pi!

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