概要
Kubernetesそのものの運用などとはちょっと違い、KubernetesやDockerを使っていく上でちょこっと便利なVSCodeの機能の紹介です。
これらを使うことでKubernetesのちょっとしたIDEがVSCodeできてしまいます。コマンドをいちいち打つのがそろそろめんどくさいと思った方、一からyamlを作るのはちょっと・・・(実務的にはあまりないでしょうけど)、あの書き方どうだっけ?ってなるって方には作業支援になるのではと思います。
Docker
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=PeterJausovec.vscode-docker
まずはKubernetesのベースになるdockerのための拡張機能。
- リソースのリスト化と簡易的にコンテナへの操作がコンテキストメニューからできる
- dockerfileやdocker-compose.ymlのIntelliSenseが使えるようになる
-
docker rm
やdocker logs
など基本的なdockerコマンドがコンテキストメニューから選択できる -
docker attach
やdocker exec
も右クリックからの操作でVSCodeのターミナルにアタッチできる
Kubernetes
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-kubernetes-tools.vscode-kubernetes-tools
Kubernetesの簡易ダッシュボードがわりになってくれる拡張機能。
- リソースの一覧やコマンド操作などをコンテキストメニューから行うことができる
- Dockerと同じ感覚でPodへのターミナルのアタッチもできます
- リソースをクリックすると、上の画像のように、そのyamlが見れる
- ymlファイル上でリソースの名前を打つと簡単なテンプレートをサジェストしてくれる(下記gif)
Kubernetes Support
なぜかあんまり記事が出てこなかったKubernetesのyaml作成支援機能。
個人的にはKubernetesの「yamlの壁」を下げてくれる可能性を感じる拡張機能だと思っています。
基本的には前述の「Kubernetes」のサジェスト機能をより強化したものです。
「Kubernetes」よりも対応しているリソーステンプレートの種類が豊富。
雛形を調べて引っ張ってこなくてもこの拡張機能である程度作成できてしまいそう。(もちろんそれぞれのリソースへを理解していないと意味ないですが)
例えば、Deploymentだと、フルセットのものとシンプルなものを選べます。
serviceからserviceAccountまで豊富ですね。typeまで列挙してくれている。親切!
以上、ちょこっと便利なKubernetes周りの拡張機能の紹介でした。
よければ使ってみてサクサクyamlを書いてください。