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DX設計要件別簡易まとめ

Last updated at Posted at 2025-06-15

要件別のDX設計をざっくりと、雰囲気だけ理解する。

異なるアカウントのVPCに接続する場合

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ポイント

  • 個別のVGWを使用し、それぞれ複数のVPCと接続可能
  • VPCとオンプレの中継役として、DXGWを各アカウントに設置する

メリット

  • ホスト型のDXを1本用意すれば最大51個のプライベートVIFを作れる
  • 1つのDXGWで10個のVGWをまとめられる
  • よって最大510個のVPCと接続可能

デメリット

  • TGWを使用していない為、VPC間の通信ができない
  • 各VPCごとにVGWのルートテーブルを設定する必要があり、設定と保守が煩雑
  • ルート制御やVPCの再接続を柔軟にできない

異なるリージョンのVPCに接続する

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ポイント

  • TGWで各リージョン内の複数VPCを集約
  • TGWを使用するためにTransit VIFを使用

メリット

  • マルチリージョン対応
  • 各TGWに複数のVPCをアタッチでき、将来のスケールアウトも簡単
  • TGWとDXGWでルーテイング・接続管理を一元化できる

デメリット

  • TGW間の通信は通信できない(TGWピアリングで通信可能)

DXの冗長化 その1

シングルコネクション × デュアルロケーション
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ポイント

  • 違うロケーションにDX接続を1本ずつ分散
  • システムの安全性を高めるなら、AWS内リソースを複数のAZに分散配置する

メリット

  • コストを抑えられ、高い回復力をもつ

デメリット

  • 離れたロケーション(例:東京ー大阪)の場合、BGPマルチパス (アクティブ / アクティブ構成) を使うと経路によって通信品質がバラバラになる可能性あり

DXの冗長化 その2

デュアルコネクション、デュアルロケーション
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ポイント

  • 2つの違うロケーションにDX接続を2本ずつ分散

メリット

  • 1箇所の障害では通信品質が落ちない強力構成
  • BGPマルチパス構成 (アクティブ / アクティブ構成)

デメリット

  • 高コスト

DXの冗長化 その3

デュアルコネクション、シングルロケーション
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ポイント

  • 1つのロケーションに2つのダイレクトコネクト接続

メリット

  • DX冗長化の中で一番低コスト

デメリット

  • AWS的には耐久性低い
  • クリティカルな用途では使えない

DXの冗長化とAWSサイト間VPNの活用法(VGW)

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ポイント

  • 冗長・バックアップ用のセキュアなインターネット経由通信
  • VPN接続から送られる経路は、DX接続より後回しにされる

メリット

  • DXとVPNは別の設備で動いているので、障害やメンテナンスの影響を受けにくい
  • VPNはDXに比べて低コスト

デメリット

  • フェイルオーバーの検証と運用が煩雑

DXの冗長化とAWSサイト間VPNの活用法(TGW)

image.png

ポイント

  • 冗長・バックアップ用のセキュアなインターネット経由通信
  • 1つのVPN接続を使って、複数のVPCとまとめて接続

メリット

  • Organizations + TGWを使えばマルチアカウント対応

デメリット

  • 設計の難易度高
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