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「世界一流エンジニアの思考法」読書感想文メモ

Last updated at Posted at 2024-01-29

はじめに

本記事は「世界一流エンジニアの思考法」を読んだ感想と、
それに付随するような自分の経験と考えをメモするものです。

Xでの評価がよかったので読んでみましたが、
未来の自分が書いたのかなと思うほど共感できる内容でした。
(バークリー音楽大のトモ藤田を説明に使用するなども共感ポイントが高い)

3流エンジニアから見た1流エンジニアの生産性が高い理由

全体を通して一流エンジニアと3流エンジニアの基本スペックには大きな差はなく、
生産性の差を生んでいるのは「思考法」と記載されています。
例えば、問題を解決する際には、手あたり次第に調査を行うのではなく、現在の情報から問題個所の推測をしてから、作業に着手するなど具体的な手法が実例を元に説明されていてわかりやすかったです。
自分が新卒のころに読みたいと感じました。

生産性の差を生んでいるのは「思考法」

未来の自分が書いたと感じる一番の理由はここでした。
私も筆者と同じようにハンデがあり、仕事がうまくいかない、生産性が低い時期がありました。
よく、複数人の上長に「昔なら殴っていた」「変な癖のある人材なんて首にしたい」など指導されたのは良い思い出です。
同じ人間なのになんでこう違うのだろうかと悩んだ結果、同僚を研究し「思考法」や「仕事術」を学び始め、今ではそれなりに仕事ができるようになったと思います。

私の経験

一つだけ筆者と私が異なるのは、私は「1流エンジニア」から何かを学ぶことが下手でした。
いい仕事の仕方を見ても、なんでそうしているのかがよく理解できず、
なんとなく真似をしてしまうため、本当にやるべきことができていませんでした。

かわりに私は「1流エンジニア」ではなく、「3流エンジニア」から仕事を学びました。
1流エンジニアがやらないことを3流エンジニアはやります。
やった高い確率で問題が発生します。私はそれを反面教師にしました。

本でも早く失敗してフィードバックを受け、アジャイル的により良い方法を探していくといった記載がありましたが(ちょっとニュアンス違うかも)、それを同僚を観察して行うイメージです。

1つ報告を例にします。
私に対して報告する際、1流エンジニアは報告は3行くらいで端的にまとめた報告をしました、
しかし、3流エンジニアは長文で煩雑な文章で報告をしました。
それを受けた私は「長文だと受け取るのがつらいなぁ」と実感を伴った仕事術や以前教わった思考法の真意にやっと気づくといった流れです。

「1流エンジニア」は自然と生産性が高い思考法や仕事術に気が付く傾向があると思います。
私はそれを何とか身に着けようと必死です。

今でも上記は継続しており、同僚が書いたNotionや技術記事はいち早くチェックしたり、同僚がどんな仕事をしているか知るようにしています。

頭がよくても理解には時間がかかる

タイトルの通りですが、頭が良い人でも複雑なものを理解するには時間がかかります。
しかし、深く理解していることを増やしていくと新しいことを理解する際の効率があがるようです。

生産性が高いというのはなるべく無理をせず、効率的な手法をとるべきということなのかなと思いました。
コードを読む際にコードの中に深く理解していることが含まれていると、読む際の認知負荷が低くなる、結果少ないコストで物事を理解できるといった考えです。

詳細はぜひ書籍で確認してください。

健康について

仕事と人生の質を高める生活習慣術にて、運動の大切さについて記載されている。
テストステロンというホルモンを増やすと気力が高い状態を維持できるといった話です。これはおっしゃる通りだと思います。

私の経験的な感想

運動をすることで気力が回復するのは実感があります。
私は週5程度の筋トレを習慣にしていますが、以前に比べて肉体的にもメンタル的にもかなり良い状態になりました。

ただ、本に記載のあったテストステロンブースターだけはちょっと実践できないと思いました。偏見だし、詳細は分かりませんがホルモン剤はボディビルでいうドーピングにあたるのではないかなどちょっと怖いです。
バランスの良い食事、運動、睡眠を軸に私は頑張ろうと思います。

好きな言葉

以下は本書の中で好きな言葉です。

  • 自分がしんどいと思う「努力」は一切やめてしまうこと
  • 自分にとって難しすぎると感じると気は、たいてい脳の使い方が間違っているサインだ
  • 納期は絶対という神話は捨てよ
  • KPIは定時で無理なく楽に達成できる程度のものであるべきだ

おわり

本書は、3流エンジニアが1流エンジニアになるために必要な思考法について記載された本です。そのため、仕事がうまくいかず色々試行錯誤した人は共感できる箇所が多くあると思います。
記事には記載しませんでしたが、チーム作りの話や小さいドキュメントを作る話なども私は好きです。
本の評価はよくわかりませんが、すくなくとも私は本書を何度も読み返すと思います。

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