3
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

パブリックチェーンとプライベートチェーン

Last updated at Posted at 2017-11-30

今回はブロックチェーンのパブリック型とプライベート型(おまけ程度にコンソーシアム型も)について紹介します。
できる限り「Short & Simple」を心がけます。
なお、私もブロックチェーン初学者なので、内容に誤り等ありましたらご指摘いただけると幸いです。

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違い

一言で言うと**「ネットワークに参加しているノードの数を把握できるか否か」**。

  • パブリックチェーンは把握できない

  • プライベートチェーンは把握できる

この違いにより生まれる差は「合意形成の方法」、特に**「誰が」合意形成するか**。

  • パブリックチェーンは不特定多数のノード (→中央管理者が存在しない)

  • プライベートチェーンは特定のノード (→中央管理者が存在する)

(「合意形成」に関しては別途記事を書こうと思います)

パブリックチェーン

パブリックチェーンのメリット

  • 不特定多数がネットワークに参加しても合意形成が実現できる(ビザンチン将軍問題を解決できる)
  • 公共性、真正性を備えている

パブリックチェーンのデメリット

  • 合意形成にあたり、膨大な計算を行うための**「時間」「マシンパワー」「電力」が必要**

パブリックチェーンの例

  • Bitcoin
  • Ethereum
  • nem

プライベートチェーン

プライベートチェーンのメリット

  • 迅速な合意形成が可能(信頼できる限られたノードで合意形成を行うため)
  • マイニング報酬などのインセンティブが不要

プライベートチェーンのデメリット

  • ネットワークが拡大するほど性能低下に陥りやすい
  • ネットワーク規模を拡大できないことにより、「ゼロダウンタイム」性能が多少犠牲となる

プライベートチェーンの例

  • Ethereum
  • Hyperledger Fabric
  • Corda
  • mijin

コンソーシアムチェーン

中央管理者が存在するという点でプライベートチェーンの仲間と言えるが、
プライベートチェーンは1つの企業や単一組織内など、単一の管理主体で運用するのに対し、
コンソーシアムチェーンは複数の企業や組織など、複数の管理主体で運用するブロックチェーン。
プライベートチェーンに比べ、データの改ざん難易度が高く検閲耐性が高いと言える。

コンソーシアムチェーンの例

  • Hyperledger Fabric
  • Hyperledger Iroha

参考文献

3
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?