新しいOSが発表されたときに、compileSdkVersion(targetSdkVersion)を上げることがあると思います。
非推奨APIのチェック
以下のように記述すると、ビルド時に非推奨APIの警告が表示されるようになります。
新しく非推奨になったAPIが無いか、ざっとチェックしたいときにいいと思います。
build.gradle
allprojects {
gradle.projectsEvaluated {
tasks.withType(JavaCompile) {
options.compilerArgs << "-Xlint:unchecked" << "-Xlint:deprecation"
}
}
}
例えば、APIレベル24から非推奨になったカメラAPIのCamera.ACTION_NEW_PICTUREを利用していたメソッドがあったとします。
public void hogeMethod() {
String aaa = Camera.ACTION_NEW_PICTURE;
}
この場合、compileSdkVersionを24に上げると新たに以下の警告が表示されるようになります。
プロセスとして取り入れる
日常的にチェックしてもいいと思います。
minSdkVersionによっては以下のように処理を切り分けるケースがでてきますが、こういう時に警告が出続けてしまいます。
public void hogeMethod() {
if (Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES.N) {
// 新しいAPIの処理
} else {
// Android7.0未満ではこっち
String aaa = Camera.ACTION_NEW_PICTURE;
}
対応した箇所の警告を抑止するなどすれば、保守性があがりそうです。
// ↓メソッドごと警告抑止するなら
@SuppressWarnings("deprecation")
public void hogeMethod() {
if (Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES.N) {
} else {
// ↓次の1ステップのみ警告抑止するなら
// noinspection deprecation
String aaa = Camera.ACTION_NEW_PICTURE;
}