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最近知ったChrome DevToolsの便利な機能4つ

Last updated at Posted at 2019-12-17

数年ぶりにフロントエンドアプリケーションの開発を行うことになり、その際に知ったDevToolsの機能を紹介します。

過去の開発でデバッキングやNetworkタブでのアクセス検証など、DevToolsの基本的な操作は把握していましたが、ひさしぶりに触ると様々な機能が追加されており、DevToolsの進化を感じられました。

1. Command Menu

Visual Studio Codeライクに、DevTools上でリソースの検索やコマンドパレットなどのショートカットメニューが利用できる機能です。

  • リソースの検索 [cmd+p]
    表示しているアプリケーション上に存在するリソースの検索を行うことができます
    search.gif

  • コマンドパレット [cmd+shift+p]
    DevToolsに存在する機能を検索し、ジャンプすることができます
    pallet.gif

2. Logpoints

ソースコードを修正することなく、DevTools上の任意の行でコンソール出力を仕込むことができる機能です。

  1. 任意の行の右側(行番号部分)で右クリックし、Add logpointを選択
    logpoint_add_logpoint.png

  2. 出力する内容を入力します
    単純な文字列のほか、定義済みの変数やテンプレートリテラルなどが使用できます
    logpoint_input.png

  3. 該当行に到達するとログ出力されます
    logpoint_output.png

3. Request Initiator

(※ 執筆時点では、Request Initiator chainはChrome Canaryのみで提供されています)
画像やcss、jsファイルリソースの読み込み元と依存関係が明らかになる機能です。
そのリソースがどのような処理またはライブラリに由来しているのか、コールスタックとリクエスト元からわかって便利です。

  1. NetWorkタブを選択し、依存関係を追跡したいリソースを表示します Initialtorを表示すると、リソースの依存関係が示されます。 request_initiator.png

4. Audits

パフォーマンスやSEO, PWAなどの指標で開いているページのスコアリングをします。

  1. Auditsタブを開き、スコアリングの対象としたい指標を指定します
    Screen Shot 2019-12-17 at 8.49.27.png

  2. Run Auditsをクリックするとスコアリングが行われます
    項目ごとに詳細なメトリクスが表示されるので、それを元に対策を行うことでスコアの改善が見込めます
    Screen Shot 2019-12-17 at 8.58.54.png

終わりに

作成したアプリケーションでは利用する事ができませんでしたが、jsファイルやスタイルシート内のカバレッジを計測する機能など、他にも面白い機能が多数あります。

フロントエンドやそのライブラリが進化しているのと同様に、DevToolsも進化し様々な機能追加が行われているようです。
知っておいて損はないので、今後もキャッチアップしていきたいですね。

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