先日DotFes2019に参加した際にTouchDesignerの開発者の一人Ben Voigtさんのお話を聞き、
すごく気になったので少し触ってみました!の記事です。
TouchDesignerとは?
TouchDesignerとは非常に高度な映像を製作することができる、
ノードベースのヴィジュアルプログラミング環境です。
簡単に言うと箱に線を繋ないで、プログラムを作るプログラミングツールです。
簡単な特徴としては
- ノンコーディング コード描かなくてもOK
- コンパイルやビルドも必要なしです。
- そのため、プログラムの作成も高速でできる
- リアルタイム、インタラクティブに強い
- 3DCGが容易に扱える
- 様々なデバイス、ツールとの連携も容易
といった感じになりますが、補足でノンコーディングについては
**あくまでも使わずにできるよ!**ってことであり実際使ったほうがより複雑な動きをさせたりすることができます。
ちなみにメインスクリプトはPythonになります。
TouchDesignerでできることは?
できること範囲がめっちゃくちゃ広いです。
プロジェクションマッピングやVRの映像も作れたりします!
参考までに以下の動画は美術館の壁中にプロジェクションをしている作品です。
この作品では50台以上のプロジェクターを使用していますが、1台のPCのみで制御しているそうです。
TouchDesignerは安定して動くため、こういった大規模の常設プロジェクトでも数多く使われています。
https://youtu.be/GpRksCaf2SI
# 導入コストは?
4つのプランから選ぶことができます。
- PRO:2200ドル/年の最上級版です。あらゆるプロのデザイナーのニーズに応えます。
- COMMERCIAL:600ドル/年の汎用版です。商用利用が可能です。
- EDUCATIONAL:300ドル/年の教育用です。学校や学生向けで、商用利用はできません。
- NON-COMMERCIAL:無料の個人向けです。商用利用はできません。
実際に使ってみて
公式ページ(https://derivative.ca/ )からアカウントの作成とインストールします。
インストール完了後、開いてみるとこんな感じです。
ここから新規作成して映像を作っていきます!
1時間足らずでこんな映像ができました!
(※その前にチュートリアルとかは目を通してます)
使ってみて感じたことは無料でこのクオリティーのツールが使用できるのはめちゃくちゃ良いのと、直感的に操作できるのも一つの魅力ではかなと思います。
あとは個人的にAeよりTouchDesignerの方が3D映像作りやすいなと感じました。
機能とかの説明もしたいんですがめちゃくちゃ長くなるので今回はここまで!
オススメの参考サイト
-
TouchDesignerの開発元、Derivative社のサイト
https://docs.derivative.ca/Main_Page -
ohkawara ayatoさんのWorkshopWorkshop
https://www.youtube.com/watch?v=R5_LWZqzAi8 -
TouchDesignerを勉強する時に参考になるサイトまとめ
https://qiita.com/ToyoshiMorioka/items/763f425bc3381209a29f