AGENDA
1.キーワードで知ったかしよう!
2.ビットコインの歴史:サトシ・Bitcoin Pizza Day
3.ビットコインの仕組:P2P・DLT
4.BitcoinとBlockchainの関係:TXとBlock
5.マイナーとマイニング:インセ・PoW
6.注目されるブロックチェーン:Ethereum,Nem
7.BCの種類:コンソーシアム型
8.BC上のサービス妄想:トークン
1.キーワードで知ったかしよう!
キャリアさんがこんな資料公開してます。なんか流行っているみたいです。
今のうちに何となく聞いたことあるキーワードを覚えて、まだ知らない人に「知ったか」しよう
2.ビットコインの歴史:サトシ・ナカモト、Bitcoin Pizza Day
・去年(2017/12)すっげー値上がりした暗号通貨
・2008/11/01: サトシ・ナカモト Satoshi Paper
・2009/01/03: Bitcoin Mainnet Start
・2010/05/22: ピザ2枚(35USD)と10,000BTC交換
= 5月22日はBitcoin Pizza Day
Satoshi Nakamoto Paper
サトシ・ナカモトがやりたかったこと
- 非中央集権、身元確認なしでの支払い・送金
いまのBTC価値にすると: https://twitter.com/bitcoin_pizza
3.ビットコインの仕組:P2P・DLT
・アーキテクチャ:C/S → P2P (ex. Winny, BitTrrent)
- オジサンなつかしのP2P!
・分散台帳(Distributted Ledger:DLT) - 狭義のブロックチェーン
- 全Nodeが同じコピー(全然分散してません
)
- これで二重支払い防止
4.BitcoinとBCの関係:TXとBlock

・AさんがBさんに送金する場合:
- Aさんが電子署名した送金情報(TX)を作成
- AさんはTXをBitcoin Networkに投げる
- 各ノードはTXの電子署名を検証してOKなら転送
・Aさんの電子署名があるのでAさんが送金しようとしている事は確実
でもAさんは二重に使用しようとしてないか?
→二重支払問題
・これを解決するのがDLT(分散台帳)=BlockChain
- Aさん送金情報(TX)を公開して各自チェック
・ブロックチェーン技術とは p3
ちなみに元々の Satoshi PaperにはBlockchainという呼び方は出てこない。
・ブロックチェーン技術とは p4
トランザクション(TX)は個々の送金履歴。それをまとめたブロックをマイナーが作成してチェーンに繋ぐ。これを全Nodeで共有。
5.MinerとMining:インセ・PoW
・どうやってブロックチェーンができるの?
・マイナーが作成競争しています参考
一番早く計算したマイナーの結果を皆で検証してOKになるとマイナーはインセンティブもらえます
・工夫1: Hash計算(SHA256*2=256bit数値)で「ある範囲」の値を見つける
- Hash計算: 元の値から「固有値」計算。元の値が1bitでも異なればまったく違う「固有値」に。
しかも、「固有値」から元の値は計算できない(非可逆的暗号ハッシュ計算) - すっげー大変な総当たり計算、コンピュータパワーが上がれば範囲を狭める=頭のゼロを増やす
- でも検証は簡単(一瞬で検証できる)
・工夫2: 前のブロックのハッシュ値(固有値)が次のブロックに入るチェーン構造
- Hash計算: 前ブロックヘッダ+今回のブロックに含まれるTXのまとめ+Nonce値(この値を見つける)
・工夫3: マイナーインセンティブ
- この計算を参加者全員で行って一番最初にNonce見つけた人が勝ち
- 勝った人(=マイニングした人)に新規発行されたBitcoinが与えられる(今は12.5BTC)
ビットコインの新規発行はマイニングによってのみ行われる
・なにがすごいの(1)?
- 工夫1+工夫2で改ざんが大変になっている
- PoW(Proof Of Work)って言います。
- 改ざんできないって超すごい!!
・なにがすごいの(2)?
- 良い人も悪い人も工夫3のインセンティブ目指す(攻撃するよりマイニングする方が儲かる)
- セキュリティが強固!?
6.注目されるBC:Ethereum,Nem
- BlockchainはBitcoin(BTC)によって導入された技術だけど、Bitcoinだけじゃない
- スマートコントラクトを実現するEthereumとかCoincheckで有名になったNemとかいろいろ
・暗号通貨はブロックチェーンアプリの1つ
・ブロックチェーン上で価値をやりとりする仕組み=DApps, スマートコントラクト
- Ethereum,Nemはスマートコントラクト実行基盤
- いろんなToken(暗号通貨)つくって、Token Economyとか
- DApps:ゲーム、SNS、シェアリング、デジタルコンテンツ
・Ethereum: "World Computer"って思想はすごく面白い(けど今回は割愛)
・例のキャリアさん資料にも
7.BCの種類:コンソーシアム型
気をつけないといけない点:参考
8.BC上のサービス妄想:トークン
例:「ピアボーナス」を社員で送りあうサービス
https://unipos.me/ja/
→ 会社独自トークンを発行してそれを送りあうとか(Tokens on Private chains )
→ 転職時にそのトークンがその人のアピールポイントとなるよう、共通トークン&サービス設計するとか
(Common Token on Consortium chain)
→ そのトークンを現金と交換できるようにするとか( Common Token on Public chain )
→ ...
・そんなアイデアは既に一部実装されています。
・キャリアさんも提供始めるかもしれませんね
