桜の季節に思うこと
卒業式や入学式に触れる機会があるたび、「そういえば校章って商標登録されてるのかな?」とか「制服とかロゴ入れてるよな...」とか思って権利侵害されないか心配してます。
また、コンビニで桜餅とか桜関連スイーツを見るたびに、「桜にちなんだお菓子とか、どの範囲まで商標登録できるだろう?」などと考えてしまうのです。
病んでないです。
cotoboxの長島です。
今回は少し脱線します。
病んでないです。
LinkedInからのコンタクト
先日、LinkedIn経由である東欧の企業からコンタクトがありました。これまでけっこうな数の世界中の国の人とやりとりする機会はあったのですが、この国はこれまで無かったのでちょっと興味を持ちました。
よくあるオフショア開発の提案でした。
ウクライナに始まり、こういう仕事でLinkedInに載せているとけっこう世界中から同様のコンタクトは来ます。
オフショア自体は想定していたものの、これまで中国、インド、ベトナムとオフショアの経験があるため、何か追加でメリットが無いと正直選択肢は足りてるなーと手を広げる必要はありませんでした。
しかし今は違います。生成AI時代です。「 軽くDeep Research (なんか矛盾しているのは承知)」、最近お気に入りを発動です。
Deep Researchで見えてきた新しい可能性
調査を進めるうちに、以下のような新たな可能性が浮かび上がってきました。
- オフショア開発をベースにした24時間サポート体制構築の可能性
- 現地の法律事務所と連携し、EU圏での法律サービスネットワークを構築する可能性
- 東欧を起点に、新たな販路としてヨーロッパ市場にサービス展開を広げる可能性
従来なら費用や時間の問題で気軽には手を出せなかった調査が、Deep Researchのおかげで気軽にできます。
(気軽に、とはいえDeep Researchのおかげで労せず数百のWebサイトをチェックした上での結論が出せたわけで)
どうやら、近年は知財にかなり国としても力を入れているようです。
一方で市場規模はそこそこ...
しかし、ここを拠点に東欧にビジネスチャンスを広げるのはおもしろいかもしれません。
商標から広がる新しい視点
学校の校章、桜のスイーツ、そして東欧企業へのオフショア提案...それぞれは全く別の話ですが、常に知財や商標という視点で物事を考える癖がついてしまった今の自分だからこそ、新たな可能性に気づけたのかもしれません。
もちろん本格的に海外展開を試みるのであれば、しっかりしたリサーチが必要でしょうが、可能性の模索という観点ではなかなかおもしろいアプローチが、より早く一人でできるのではないでしょうか。
みなさんも是非「軽くDeep Research」を。
次回予告:v0活用事例
次回は再び実務的な話題に戻り、v0を使った要件の視覚化とチームでの合意形成の実践例 を詳しくご紹介します。
それでは、また次の記事で。