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AZ-104 Microsoft Azure Administrator受験体験記

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2022年頭に表題のAZ-104 Microsoft Azure Administratorに合格しました。
反省と振り返りを込めて記載しておきます。

受験者の経験

  • Azure歴:1年程度。準備されたVMやDBを使用する機会が多く、仕組みや構築は経験が少ない。
  • 他の資格:AZ-900は2019年に取得済み。
  • クラウドサービスの経験:AWSはもっと知らない。
  • 普段の仕事:プログラマから上流工程担当になったエンジニア。
  • 得意:プログラム、DB設計などのアプリケーション。
  • 苦手:インフラ系。特にネットワーク。
  • 内実:本当はAZ-204を受験する予定だったのに間違って104の本を買ってしまったのでとりあえず受けることにしました。

実施内容

Microsoft Learn

https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/
Microsoftが提供しているオンライン教材です。
試験内容と合致するもので網羅率も高いと思いますが、固有名詞同然のサービス名も無理矢理日本語化していたりして読みづらく、混乱しやすい文章でした。
演習が含まれていてAzure Portalやスクリプトを触る機会もあり、紙面や文章では理解が追い付かないところを実践で学べたのはよかったです。

テキスト

下記を購入しました。

合格対策 Microsoft認定試験AZ-104:Microsoft Azure Administratorテキスト&演習問題

内容はあっさりめですが簡潔で分かりやすく、Learnのくどいのによくわからない日本語に四苦八苦した身には大変ありがたい書籍でした。
章末問題、巻末の模擬試験もあってお得感もあります。

Udemy

問題集を2件購入して実施しました。
テキストの問題集と合わせて3回ずつくらいやって最終的に9割以上得点できるようになりました。

AZ-104: Microsoft Azure Administrator 模擬問題集
AZ-104:Microsoft Azure Administrator模擬試験問題

選択式のみなので実際の出題形式すべてには対応しきれていません。
またで解説などはMicrosoft公式ドキュメントへのリンクで済ませているものもあり、ここから知識を得ると言うより「最後の仕上げ」で使用するのがよいと考えます。
またモバイルで閲覧できるので出先の空き時間などを有効利用できるのはよかったです。

その他

教材が複数に渡っていて
「これってどこに載っていたっけかな?」
が分からなくなる事態が多発したため、新しく知ったことをEvernoteにノートにしてまとめていました。
見返したり振り返るのも便利でしたし、書いて覚えるタイプなのもあって役に立ちました。

また管理の業務経験があまりなかったので「Azure Portalを実際に見てみる」「VMを作ってみる」などの実践も理解の助けになりました。

当日の試験内容

試験の構成

全部で62問でした。
下記3セクション構成です。
質問数は記憶が曖昧のため目安です。

選択式など(約52問)

「択一式」「選択→順序設定」「複数選択」などがあります。
複数選択は部分点が出ます。
模試などではこの形式に沿った出題が多いです。

シナリオ(約5問)

「○○の問題があります。××で対応する予定です。解決できますか?」
と言う形式の問題です。
正誤式で見直しが出来ません。
サービス名と内容を正しく覚えていないと答えるのがつらいです。

ケーススタディ(約5問)

架空の会社にAzureを導入する計画に関する出題です。
会社の特性や現在の事業内容なども加味して回答する必要があるため丸暗記では厳しいのではないかと思います。
また「会社の概要」「現在の事業内容と課題」「Azureの何を導入してどうしたいか」などが別ページで切り替えないと参照できず、
「何を導入するんだったっけ?」
「何の事業をしているんだっけ?」
を見返すために何度もページを切り替えて思わぬ時間を食いました。

なお問題形式ごとにセクションが分かれていて、セクションごとに回答が締め切られます。
シナリオ問題に着手した後で選択式のセクションに戻ることは出来ず、見直しもセクションごとに行うことになります。
セクションの存在を忘れていて選択式に念を入れ過ぎて時間を使い切るとまだ問題が続いていてえらいことになります。
また先述の通りシナリオ問題は後からの見直しが出来ません。

内容の印象

「管理者向け」だからなのか、
「○○の課題を解決するためにはどうしたらいいのか」
「××の要望を実現するにはどうしたらいいのか」
などの運用との絡みを問う問題が多かったです。
またVPNやAzure ADのアカウント同期等、オンプレミスからの移行や併用に関する問題も多かったように思います。
サービスの内容を丸暗記するだけ、だと厳しいように感じました。

結果

752点で合格しました。
(1000点満点で700点で合格です)
当日ですが、時間配分を忘れて選択式セクションでかなりの時間を使い、後続のシナリオやケーススタディでかなり焦りました。
また上記の状態でケーススタディの画面切り替えで集中力がもたず、スコア低めですが合格出来たので御の字です。
かけた期間は1ヶ月でしたが年末年始の休暇が間にあったので勉強に割けた時間は多めでした。

余談

従来のCBTは勤務先近くのテストセンターで受験していたのですが、今回はコロナ禍で地元のテストセンターに初めて行きました。
テストルームが1つしかない上狭く、入り口で受験者に受講規定を説明する声がルーム内にまで聞こえてきてうるさかったです。。

総評

振り返ると当日の状況があまりよくなく、それでも受かったのは事前準備はそこそこ気合を入れた結果なのかと思います。
クラウドサービスについていろいろ勉強になって興味も沸いたので、他のAzure資格やAWSにも視野を向けたいなと思いました。

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