はじめに
kintoneでレコード番号を他の項目で使用する方法を紹介します。
計算式を使えば使用できるのではと考えたのですが、kintoneの仕様上、使用ができないようです
レコード番号はデータを新規登録する際に発行され、変更されることはないため、新規作成の場合にのみ取得ができれば問題ないです。
この対応をしたかった背景として、ルックアップを使用する際に一意となるようにデータを作りたかっため、「レコード番号 + 他の項目」 という構造となるように検討しました。
処理の概要
- 新規登録した際に作成されたレコード番号を取得する。
- データを「レコード番号 + 他の項目」となるように加工する。
- 取得したレコード番号を基にデータを更新するAPIを呼び出す。
コード
// 新規保存成功イベント
kintone.events.on(['app.record.create.submit.success'], function (event) {
const record = event.record;
const recordId = record.$id.value;
const productName = record['product_name'].value;
const productNumber = recordId + productName;
const param = {
app: 更新するアプリのID,
id: recordId,
record: {
product_name: {
value: productNumber
},
}
};
// kintoneAPIの呼び出し
return kintone.api(kintone.api.url('/k/v1/record', true), 'PUT', param);
});
さいごに
レコード番号を再利用したい場合に参考になれば幸いです