はじめに
CentOS 6 は 2020年11月30日にサポートが終了しているが、今なお残っている CentOS 6 システムのメンテナンス用サーバを構築する必要があったため、手順をメモ書きとしてアップ。
なお、現時点では使用可能なリポジトリであっても、OS自身のサポートが切れている以上いずれ次第に使用できなくなることが予想される。もし気づいたら、あるいは対応方法が見つかったらこのエントリを随時更新する予定。
2021年1月時点でのCentOS 6の従来のリポジトリの使用可否
サポート終了まで自身がよく使用していたリポジトリの現時点での使用可否
リポジトリ | 可否 | 対応方法 |
---|---|---|
CentOS | × | 従来の mirror.centos.org リポジトリを vault.centos.org に変更する(下記参照) |
epel | 〇 | |
remi | 〇 | |
ius | × | 従来の repo.ius.io リポジトリを dl.iuscommunity.org に変更する(下記参照) |
elrepo | × | |
mysql-community | 〇 | |
pgdg | 〇 |
リポジトリ変更内容
CentOS
以下は /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo 内の記述(* にはos, updates, extras, centosplus, contrib が入る)
- 使用不可になったリポジトリ
- mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=*&infra=$infra
- baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/*/$basearch/
- 現在も使用可能なリポジトリ
- baseurl=https://vault.centos.org/6.10/*/$basearch/
ius
CentOS 6用パッケージはiusからすでに削除されていて使用できない(2022/4確認)