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致命的な失敗を避けるための新規事業のはじめかた

Last updated at Posted at 2015-09-14

新規事業を担当したことがあるヒトはわかると思いますが、新規事業を凍結した方がいいか判断を迫られるタイミングが発生します。 判断に迷って日にちだけが経過するのはプロジェクトチームの士気低下、会社としても致命的な失敗は避けたいかと思います。 正しく素早い判断は事前準備の有無で大きく変わるので、その中でも今回はフェーズを分ける方法を紹介します。

一つの新規事業でも立ち上げフェーズを分ける事で、
- 判断を楽にする、スッキリ辞める
- 「凍結」 = 「悪」では無くダメな方法をひとつ排除できたとして成功への一歩と捉えられるような意識に転換
- 苦しんでも1円にもならない事実を受け入れ
PDCAをまわす事で次の新規事業が成功する可能性を高めるためのナレッジを収集します。
※大原則として、法人の場合は経営理念に沿った事業案で無いと意味がありません(説明は割愛)

最重要事項:100点を狙わない、

各フェーズで「進める→調整→進める→調整…繰り返す」この行程をできるだけ多く短期間で実施。
うぬぼれないでください、普通に失敗する前提で計画してください。

Phase1 アイデアの検証

これはオモシロイと思えるアイデアが実際に需要があるか客観的に確認します。

目安:20日間

進捗管理:chatwork&trelloなど

タスク

  1. 市場調査(対象ユーザー数、市場規模、競合他社、参入障壁など複数の側面から検討)
  2. ユーザーヒアリング(ネット検索では無く実際に対象ユーザーに話を聞く)
  3. 事業計画
  4. ビジョンの共有 ← 最重要項目です、新規事業の目指す将来のあるべき姿を明示。

Phase2 MVPの開発と検証

Phase1で確認したユーザーやクライアントのニーズを実際に確かめるフェーズです。

目安:30日間

進捗管理:chatwork&trelloなど

タスク

  1. MVPの設計/制作(MVPの種類参考/MVPとは?)
  2. ペルソナ/ユーザーシナリオの見直し
  3. UXの期間ごとの企画検討
  4. KPI設定
  5. 事業計画見直し(CPAなどフィージビリティも検討)

Phase3 アルファ版の開発と検証

Phase2で確認した課題や新規事業を拡大する上で必要なシステムや体制を整えます。
ここまで進めばある程度、新規事業の需要があることが確認できているので予算も付けやすいかと思います。

目安:60日間

進捗管理:開発の規模に合わせてbacklogやredmineなどを導入

タスク

  1. アルファ版の設計/制作
  2. ペルソナ/ユーザーシナリオの確定
  3. UXの期間ごとの企画検討
  4. KPI設定(CPA/LTVなどなど新規事業の内容に合わせて)
  5. 事業計画見直し

以上

何より、中止や想定外の結果を「悪」とするのでは無く、成功へつながる一歩として捉える事が必要です。

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