18
4

新人PjM必見! “ごきげん” にプロジェクトを進めるための3つのステップ

Last updated at Posted at 2023-12-20

本記事はリンクアンドモチベーションAdvent Calender2023 の21日目です。

はじめに

はじめまして!リンクアンドモチベーションのエンジニアのわたなべです。

みなさんは、2ヶ月~3ヶ月のプロジェクトを進める中で、どうしても前向きになれないことや、このまま遅延し続けてしまうのではないかと不安になること、ありませんか?
不安になると、きちんと現実に向き合えずに「まあなんとかなる」「なんとかするしかない」という思考に陥り、楽観視し始め、結果的にどんどん追い込まれていくことが多いのではないでしょうか。

何を隠そう自分も、最近プロジェクトマネージャーをし始めて、「前が見えない」「何が不安なのかわからないけどなんかできる気がしない」という気持ちになる時がありました。

そんな状態から、ポジティブにプロジェクトを進めるために意識して良かった3つのことを紹介したいと思います。

ポジティブなチームになるためにやったこと

やったことは、日々のミーティングでどんな状態を目指すか?を意識することでした。
それぞれWill-Can-Mustフレームワークと組み合わせながら、やったこと3つを紹介したいと思います。

※Will-Can-Mustフレームワークとは

Willは「今やりたいこと」・Canは「今できること」・Mustは「今やらなければならないこと」です。Will Can Mustのフレームワークで物事を考えることにより、未来や過去の話が混在せずに、今の内容を整理できるメリットもあります。

一般的には、キャリアプラン策定時に使われることの多いフレームワークですが、
仕事を進める上でのモチベーション向上にも使えることから、当てはめて整理しています。

1. 「これならいけそう」を作り出すプランニング

私たちのチームでは、プロジェクトのゴールから逆算して
「厳しくてもこれを全部やらないと!!!」という意識が強く、
プランニングが"やらなきゃいけないこと"を確認する時間になっていました。

”やらなきゃいけない”に支配されると、できなかった時に落ち込む、能動的になれない、と単純にモチベーションが下がってしまいます。

そこで、以下の2つを意識するようにしました。

  • Mustを確認するプランニングではなく、Can(”これならいけそう”)を作り出す
    (定量的に、見積とキャパシティから判断する)
  • "これならいけそう"をメンバー全員が言える状態にする
    (定性的に、気持ちに寄り添い効力感を醸成する)

そうすると、Canが見えることで達成意欲が高まり、「いけそう」と宣言した自分の発言を守ろうという意識が働いて、として結果的に前向きにスプリントを走れるようになりました。

2. 「ここまでやらないとやばい」を自覚するマイルストーン

1のプランニングの変化で、ある程度スプリントの実現可能性が見えたとします。
ただ、折角見えたCanも日々のタスクがずるずると遅延していっては元も子もありません。

そこで、プランニングの最後に以下のことを意識するようにしました。

  • スプリントのCanを達成するために、デイリーのMust=”ここまでやらないとやばい”ラインを引く
  • 個人の”ここまでやらないとやばい”をチームにも共有する

「〇曜日までにこのタスクが終わっていないと、スプリントのタスク終わらないよね」というデイリー単位のマイルストーンを設定することで、決めたゴールを守る意識が高まりました。
また、それを個人でとどめず、お互いにマイルストーンを把握しておくことで、誰かが困っていないか?チームとしての進捗はどうなんだ?というチーム意識にもつながりました。

3. 「ここまでできた」を称賛するデイリースクラム

そして最後に、1番大事だと思ったこと。
それは、毎日の進捗をねぎらうことです。

2のようにマイルストーンを定めることで、毎日の進捗をお互いに気にするようになりました。
そこで、半分は自然発生的にではありますが、以下のことをデイリースクラムでできるようになりました。

  • マイルストーンが順調に進んでいたら純粋に称賛
  • 詰まっていそうだったら「大変なタスクなんだね」と認識してチームで解決に動く

出来たことに向き合うと、Will="次もやりたい"に繋がります。
お互いへの称賛を忘れないことで、モチベーションを高め合いながら働くことができるようになっていきました。

チームの状態はこう変わった

3つのことを実践する前と後でのチームの状態はこんな風に変わりました。

Before

スプリントを重ねるごとに生まれる焦りと不安が更に疲弊感を生む状態
「またスプリントのタスクできなかった…」
「なんだか終わる気がしない…」

After

スプリントゴールに対して前向きに取り組み、着実に進んでいる感覚を得ている状態
「これならできそうだからやりきろう!」
「ここまでできた!来週も頑張ろう!」

おわりに

「できない」「しんどい」と思いながら働くよりも
「できそう」「できた」「頑張れる!」と思いながら働くために
やってよかったこと3つをご紹介しました。

プランニングで進む道を決めて、日々振り返って、できたら称賛して、また次に進む。
毎日・毎週を積み重ねることで着実にプロジェクトが進むようになりました。

個人でもチームでも、ご機嫌に仕事をしていきたいですね!

18
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
18
4