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久々の海外旅行でiPhoneを使っていて「日本を出るとこうなるのだな」と思った些細なことまとめ

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Supershipの名畑です。新年が始まり2024年冬アニメの時期となりましたが「アニメ「宇宙よりも遠い場所」Eテレで1月6日(土) 午後6:25 放送スタート!」とのことで、私が人生トップレベルに好きなアニメの再放送がされております。配信もされているしBlu-rayも全部購入済みだけれど再放送の第1話も見ました。

はじめに

年末年始、久々に海外旅行をしました。ウズベキスタンに行ってきました。今回の記事ではウズベキスタンの魅力にはほとんど触れませんが、青の都ことサマルカンドなど、非常に素晴らしいところがたくさんある国ですので、よければ皆様もぜひ。

久々の経験だからか、新鮮な気持ちになることが過去の旅行よりも多く思え、そんな新鮮さの中には、IT的な要素を含むものもありました。
多分、過去の経験が完全に頭から忘却されてしまっているのだと思います。たかだか4年振りなんですけどね。

ということで今回は海外旅行先でスマートフォン(iPhone)を使っていて思ったことをつらつらと記録に残します。
内容的には日本にいても気付ける or 調べられるような当たり前のことばかりではありますが、今後の開発において、いずれ振り返りたくなるときが来るかもしれないのでまとめとして。

ちなみに私が所持している機種は日本で購入したiPhone13です。OSは17です。

参考:フォトスポットの宝庫!「世界で最も美しい街」ってどんな街?|世界ふしぎ発見!|TBSテレビ

カメラで撮影時の音が鳴らなくなる

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海外に限らずですが、旅行の場では写真をたくさん撮るという人は多いでしょう。もちろん撮ってはいけない場所、治安的な意味でスマホを出すべきではない場所などを考慮した上でですが。

特にウズベキスタンは、シルクロードに関する建物だけではなく、2018年より撮影が許可された首都タシケントの地下鉄など、撮影スポットが盛りだくさんです。

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ですので、私もウズベキスタンに着いてから写真を撮っていたわけです。

しかしその際に「あれ、なんかおかしいぞ?」と感じました

日本だと(さらにはトランジットで訪れた韓国も同様に)写真を撮る度に耳慣れたパシャという音が鳴っていたのに、無音。ちなみに動画撮影開始時のピコンも鳴らない。

どうやら消音モードだとシャッター音がOFFになるようでした。ご存知の通り、日本では消音モードでも鳴ります。

設定をいじったわけではないですし、当たり前ですが機種を買い替えたわけでもないので、通信をフックにしたのかGPSをフックにしたのかはともかくとして、ソフトウェアで自動制御されているということでしょう。

ちなみに公式だと下記のように

シャッター音を消音するには、iPhoneの側面にある着信/サイレントスイッチを使います。iPhoneを消音モードにするには、着信/消音スイッチをオレンジが見える状態に設定します。消音モードをオフにするには、スイッチの設定を戻します。

iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxは、着信/消音スイッチの代わりにアクションボタンを備えています。アクションボタンは、消音モードのオン/オフの切り替えに加え、その他の機能にも使用できます。iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxのアクションボタンを使用する/カスタマイズするを参照してください。

注記: 一部の国や地域では、シャッター音を消音できません。

参照元:iPhoneのカメラでシャッター音の音量を調整する

注記として「一部の国や地域では、シャッター音を消音できません」と書かれていたので、シャッター音が鳴る日本や韓国がむしろ例外なのかもしれないですね。

日本のコンテンツが一部見られなくなる

旅行中なんだから旅行を楽しめよって話かもしれないですが「あっ、今日あのアニメの配信開始だ」なんて思ってニコニコ動画を起動したりしちゃうわけですよ。

しかし

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見ることができない。

アプリをDMM TVにしてみても

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見ることができない。

他のアプリでも見ることができない。

まあ、旅行先の国のネットワークを使っているので当たり前といえば当たり前の話ではあるのですが、日本のテレビ局発信のニュース動画とかもものによっては見られなくなるので、情報収集で困ることもあります。

GDPR(EU一般データ保護規則)CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)などの法律の絡みで、地域によってはさらに日本へのアクセスが制限されるのでしょうね。

余談ですが「2022年4月6日 (水)よりYahoo! JAPANは欧州経済領域(EEA)およびイギリスからご利用いただけなくなります」というリリースが話題になったこともありましたね。

また、各サービスの規約等にも関係するので、ここではVPNやプロキシサーバについては触れません。

アプリによって時差の扱いが異なる

ウズベキスタンと日本には4時間の時差があります。日本が1月1日0時のとき、ウズベキスタンはまだ12月31日20時です。

今時のスマートフォンのアプリは、日の跨ぎを起因としてイベントが発生するものがかなりあります。たとえばですけど、ソシャゲのデイリーイベントが代表的でしょうか。一日のうちに達成するとリワードがもらえるみたいなものですね。

私が利用しているいる範囲ですが、日本のゲームアプリや漫画アプリは日本時間を日の跨ぎとして扱っていた印象です。まだウズベキスタンは12月31日20時なのに、アプリを起動すると「あけましておめでとうございます」という祝賀ムードになっていたりしました。まあ、サーバ側で一律制御しているってことでしょう。

一部のアプリは現地時間を日の跨ぎとしていました。私が使っている英単語学習アプリ(1日あたりの学習量を記録)や、あと、Apple ヘルスケアの一日の歩数なんかは現地時間基準でした。

アプリが位置情報を元にした設定に自動で切り替わる

アプリによっては「今いる場所によって自動で設定が切り替わる」という機能を持っています。

わかりやすいのは、X(Twitter)のトレンドでしょうか。

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ウズベキスタンではウズベキスタンのトレンドが表示されました。

日本の情報が知りたい場合はこういったものをポチポチと設定変更していくのですが、それが地味に面倒でした。

あと、似た話としましては、ウズベキスタンならではの広告も表示されましたね。

配車アプリは便利

旅行をする以上、その場所の交通事情と向き合う必要があります。

東京みたいに電車で気軽にどこでも安く行けますという地域ばかりではないわけです。
車前提の地域も多いわけです。

ただ、海外でタクシーに乗るというのは、難しさがあります。
そもそも言語の壁があるのに行き先をどう伝えるかとか、ルートの正しさもわからないですし、さらには、請求された料金が正確なのかという話もあります。
金額がいくらになるのかの予想もつきづらい。

今回の旅行ではウズベキスタン(というか旧ソ連)で有名なアプリであるYandex Goをあらかじめ日本でインストールしてSMSを用いたアカウント認証まで済ませておきました(ウズベキスタンでうまくSMSでの認証がやれるかわからなかったので)。
デリバリーもできるようですが、私は配車でしか使っていませんが、本当に便利でした。昔、アメリカでUberを初めて使った時もその便利さで感激しましたが、それを思い出しました。あと、東南アジアのGrabとか。

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行き先を入れて、自分が今いる場所(ピックアップ場所)を選んで、そうすると近くにいる車を探してくれる。クレジットカードを紐づけておけばお金のやり取りをドライバーとする必要はないですし、チップをいくら渡すかどうかもアプリで完結する。金額も乗る前からわかっています。

それにしても安かった。近場なら10000スム(日本円で120円程度)もかからない。

iPhoneを店舗での決済のためには一度も使わなかった

これはウズベキスタンという国の特性もあるでしょうし、回った店舗の傾向でもあるでしょうが、クレジットカード払いをある程度はしたものの、多くが現金払いでした。キャッシュレス決済自体をそれほどしなかったです。

iPhoneを用いた決済に関して言えば、PayみたいなQRコード決済も、スマートフォンを端末にかざす系の決済も、一度もしなかったです。もしかすると私が知らないだけで、できたところも何個もあったのかもしれないです。
まあ、日本だって地域によっては同じようなものでしょうが。
その場所に合わせた支払い方法をきちんと用意しておきましょうってだけの話ですね。

補足として、前述したYandex Goはクレジットカード払い可能なので、それも含めればかなりキャッシュレス並びにiPhoneに頼ったということにはなります。

参考:札束が飛び交う現金王国ウズベキスタン、キャッシュレス社会へ一歩:朝日新聞GLOBE+

翻訳アプリも便利

ウズベキスタンの公用語はウズベク語です。ロシア語もかなり使われているようです。
私はこのどちらも話せませんし読めません。
英語は、ホテルなんかだと通じますが、旅行中は通じないことが多いです。

コミュニケーションというのは双方向です。
言語の違いが起因である今回のような場合、私が伝えたいことを伝えられないときには、相手も伝えたいことを伝えられません。

そんなとき、翻訳ができるアプリは本当に便利です。
もはやほんやくコンニャクと大差ないと言いたい。

現地の方が私に言葉を伝えるために自分のスマートフォンで翻訳アプリを使うケースもありました。私みたいな観光客を相手にすることに慣れているのでしょうね。
現地の方がスマートフォンで(おそらく)ウズベク語を入力して、画面を見せてくる。そこには日本語訳が表示されている。お土産を買っていると「いくつほしいですか?」みたいな。

ちなみに翻訳が正しいかはわかりません。今回は大丈夫でしたが、過去の旅ではうまく通じなかったこともありました(意図が誤って伝わった)。

また、翻訳アプリではないですが、旅行中はChatGPTをよく使いました(使う必要があったというより、使ってみたかった)。

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電話も地図もラジオもなにもかもがスマートフォンに集約していった過去と同じように、なにもかもが生成系AIに集約していく未来もそう遠くないかもしれないですね。

最後に

異国体験はこういうものも含めて新鮮なことばかりで楽しいです。

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