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ShippableでRailsアプリをCI&CD

Last updated at Posted at 2014-07-13

Shippableって何?

無料で使えるCIサービス!!(https://www.shippable.com/)
Githubもしくは、BitBucketと連携してCI/CD(Continuous Integration/Deployment)できるサービス。
しかも、プライベートリポジトリでも無料で使える!!
BitBucket・Herokuと組み合わせることで、無料でCIして、デプロイできる。

Shippableのバージョンアップに伴い、Herokuデプロイ部分のスクリプトを修正

目的

BitBucketで管理しているRailsアプリをCIする。
更にプッシュされたリポジトリがmasterなら、自動的にHerokuへデプロイする。

手順

  1. アカウントの作成
    BitBucketのアカウントか、Githubのアカウントでログインできる。
  2. CIしたいリポジトリを選択し、「Enabled」にする
  3. 対象リポジトリの直下に、 shippable.yml を作成する。
    このファイルが、Shippableの設定ファイル。ローカルで編集してpushする。
  4. railsアプリを編集して、CIできるようにする。
  5. 「リポジトリにpush→自動テスト→Herokuにデプロイ」ができれば成功!!

ビルドの流れ

  1. minion(ビルド実行環境)にGitリポジトリをクローンする
  2. ワークスペースに移動する
  3. プロジェクトをチェックアウトする
  4. 設定ファイルの before_install セクションを実行する。
    ここでは、minionの準備と、パッケージの更新を行う。
  5. 設定ファイルの install セクションを実行する。
    ここでは、プロジェクト固有のライブラリや、パッケージのインストールを行う。
  6. 設定ファイルの before_script セクションを実行する。
    ここでは、テストに必要なフォルダの作成や、DBのリストアを行う。
  7. 設定ファイルの script セクションを実行して、ビルドとテストを実行する。
  8. 設定ファイルの after_script セクションを実行する
  9. scriptの実行結果に従って、 after_successafter_failure のどちらかを実行する。
    プロジェクトをデプロイする場合は、 after_success にデプロイコマンドを指定すればOK。
  10. 成果物をアーカイブするために、 before_archive セクションを実行する。
    Shippableは、./shippableフォルダに格納されたファイルが成果物としてダウンロードできるようになる。
  11. after_archive セクションを実行する

※ 必要な部分だけ作成すれば、OK!

RailsアプリのCIについて

  1. CI用にgemを追加する。
    今回は、rspecの実行と、カバレッジの取得を行いたいので、以下のgemを追加する
Gemfile
# for CI using Shippable
   group :test do
   	gem 'spork-rails'
   	gem 'rspec-rails'
   	gem 'simplecov'
   	gem 'simplecov-csv'
   	gem 'ci_reporter'
   end
  1. Shippableで、テスト結果を集計できるように、以下のファイルを追加する。
lib/tasks/ci_reporter.rake
   if ENV['GENERATE_REPORTS'] == 'true'
   	require 'ci/reporter/rake/rspec'
   	task :spec => 'ci:setup:rspec'
   end
  1. spec_helper を修正し、カバレッジを取得できるようにする。
spec/spec_helper.rb
   def init_simplecov
   	require 'simplecov'
   	if ENV["COVERAGE_REPORTS"]
   		# for Sippable
   		require 'simplecov-csv'
   		SimpleCov.formatter = SimpleCov::Formatter::CSVFormatter
   		SimpleCov.coverage_dir(ENV["COVERAGE_REPORTS"])
   	end
   	SimpleCov.start 'rails'
   end
   Spork.prefork do
   	・・・(省略)・・・
   	unless ENV['DRB']
   		init_simplecov
   	end
   end
   Spork.each_run do
   	# This code will be run each time you run your specs.
   	if ENV['DRB']
   		init_simplecov
   	end
   end
  1. Shippable.yml を編集して、テストが実行されるようにする
shippable.yml
# 環境変数の定義
   env:
     global:
       - CI_REPORTS=shippable/testresults COVERAGE_REPORTS=shippable/codecoverage GENERATE_REPORTS=true
   # テストの実行
   script:
     - rspec

Herokuへのデプロイについて

  1. Shippableで、 Deployment key を取得する。
    Settings -> Deployment key
  2. HerokuのAccountページで、 SSH KeyDeployment keyを追加する。
  3. Shippable.yml にデプロイ設定を追加する。
    Shippableでは、 常にmasterブランチとしてチェックアウトするので、Herokuにデプロイするときは、要注意!!
    以下の用に条件分岐してあげれば、デプロイするブランチを制限できる!
shippable.yml
   # 環境変数
   env:
     global:
       - APP_NAME=YOUR_APPLICATION_NAME  
   # ビルド・テスト成功時
   after_success:
     # masterブランチのビルドに成功したら、Herokuにpush
     # Shippableでは、常にmasterブランチとしてチェックアウトするため要注意。
     # BitBucketのブランチ名は環境変数BRANCHに設定されているため、その値で判断する必要あり。
     # if文は全て1行で記述しないと、デプロイに失敗する。
     - if [ "$BRANCH" == "master" ] ; then git push git@heroku.com:$APP_NAME.git master ; fi

出来上がった設定ファイル

マニュアルを参考に頑張れば、OK!

shippable.yml
# ビルド環境
build_environment: ubuntu1204

# 言語指定(必須)
language: ruby

# rubyのバージョン
rvm: 2.0.0

# gemfileの保存先
gemfile: Gemfile

# 環境変数の定義
env:
  global:
    - APP_NAME=YOUR_APPLICATION_NAME CI_REPORTS=shippable/testresults COVERAGE_REPORTS=shippable/codecoverage GENERATE_REPORTS=true

# ビルド結果の通知設定
notifications:
  email:
    - sample@example.com

# gemのインストール
install:
  - bundle install

# テストの準備。DBの作成・テスト結果出力フォルダの作成
before_script:
  - psql -c 'create database test_db;' -U postgres
  - bundle exec rake db:create
  - bundle exec rake db:schema:load
  - mkdir -p shippable/testresults

# テストの実行
script:
  - rspec

# ビルド・テスト成功時
after_success:
  # masterブランチのビルドに成功したら、Herokuにpush
  # Shippableでは、常にmasterブランチとしてチェックアウトするため要注意。
  # BitBucketのブランチ名は環境変数BRANCHに設定されているため、その値で判断する必要あり。
  - if [ "$BRANCH" == "master" ] ; then git push git@heroku.com:$APP_NAME.git master ; fi

参考サイト

Githubのプライベートリポジトリ1つ無料のCIサービス「Shippable」を使ってみた - atskimura-memo:

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